前回、自分自身が不動産の売主である体験を書きました。
これからは、にいがたの不動産で不動産売却をお手伝いした不動産の売却事例を書いていこうと思います。
イエウールからの査定依頼!!
5月ゴールデンウィークの始まりの頃、
イエウールという不動産一括査定からの査定依頼がありました。
売主様は宮城県在住。
ご挨拶の電話をするとゴールデンウィークで新潟にいらっしゃるとの事。
県外の売主様に会えるというラッキーな電話に「やったー!」と。
その日の朝一番に売却資産である現地で、ご挨拶させていただける事になりました。
場所は中央区でもあまり出ないレアな場所。
なんとか預かりたい案件で気合い入ってます。
にいがたの不動産の他に、あと不動産会社4社。
売却を考えている売主様はいざという時の為に不動産のチラシはとっておいたり近隣の売出不動産を把握している方が多いです。
弊社は、会社を立ち上げて1年ですが、
その前は、ハウスドゥ加盟店(今は閉店したようです)で、売却の仕事を担当していました。
不慣れですが、どうしたら売主様に預かれせてもらえるか、いろいろ考えました。
考えて、考えて、チラシやDMを作りました。
この売主さんは、その時のチラシを持っていて下さいました。
驚きました。
査定依頼場所の近隣に売主様の幼馴染みが売主で、他社で売出している不動産があるとの事。
そう、にいがたの不動産も査定訪問に行った○○様。
その案件、査定サイトでバッティングして負けた案件です。
他社様の最初の売出金額は、中古住宅2480万円。
駐車場1台・・・
いくら中央区でも駐車場1台の中古住宅は弱い。
弊社は、解体更地渡し1980万円と提案しました。
建物を壊したくない、
他社の査定金額の方が高かった、
との理由で他社にお任せしたそうです。
弊社の売主様の幼馴染み。
「○○ちゃん、まだ売れなくて、また価格下げるみたい。」
と心配されていました。
ちなみに今も売れていません。
現在1580万円です(;'∀'))
10ヶ月で900万円も下がっています。
最初から、解体更地渡しなら・・・
と言っても仕方ないのですが…
買主があっての売却資産なのが不動産。
買主は毎日、目を皿にしてチェックしています。
不動産屋と同じくらい相場感があります。
相場よりかけ離れた不動産には目もくれません。
イコール、問い合わせがないので、
価格を下げるしかない…
また下げる…
相場の金額まで下げる…
それでも売れない…
相場以下の金額まで下げる…
それでも売れない…
負のループに突入です。
売主様からLINEが(^^)/
ハウスドゥの時のチラシをとっていてくれた売主様。
あの時の人達が独立して頑張ってるんだ!
と、なんだか縁を感じたとの事。
うれしいよー!!!
実際うちの査定金額は他社さんより低かったんです。
幼馴染みの○○ちゃんの事例を見ていた売主様は、
「売出価格と売り方を間違えるととんでもない事になる」
と、よく知ってらっしゃいました。
だからうちと他社の中間をとって、売主様自身で2380万円で行くと決めました。
土地のみで2380万円、買える客層はなかなかの収入がないと厳しいです。
任せてもらった以上、精一杯やります。
早く、高く、売れるのをお手伝いするのみ。
私、この時間が大好きなんですよね。
一番楽しい。
どう売り出すか?
この物件のメリットのベスト3は、
①最寄駅が上越新幹線の始発駅である。自転車でも行ける。笹出線からバスも沢山出ている。
②越後線の新駅が令和25年にできる予定で、徒歩10分圏内!
③新潟市道に接道する整形地である。
そこに価値を置いてくれる、たった1組に向かって発信しようと売主様と作戦会議しました。
売出すと、
匿名のお問合せ電話1組、
不動産業者から1件、
勤務医のお医者様から1件、
建築業者様から1件。
合計4件の反響がありました。
そのうちの1組が買ってくれて、
1ヶ月間で無事売却完了となりました。
とても、周りが見えている売主様でした。
売主様の素晴らしいご決断が早めの売却を成功させました。
売主様と私たちは同じ気持ちだと思うんです。
少しでも早く、高く売りたい。
不動産仲介は、不動産が売れなければ経費だけかかって1円だって入ってこないからです。
私は宮城で何年か暮らした事があります。
東日本大震災の時、仙台市に居ました。
宮城の人と会うとあの時を一緒に乗り越えた戦友のような気持ちになります。
その時の話を売主様としました。
川の水でお風呂を沸かしたそうです。
3日ぶりに食べたおにぎりの美味しさとか。
大変だったねって言ってもらえると泣きそうになる事とか。
にいがたの不動産に、販売をお任せいただいた売主様に感謝しています。
楽しい時間を与えていただき、ありがとうございました!!!