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高級外車で登場するハウスメーカー営業マンはどう映る?

売却事例

中村 利恵

筆者 中村 利恵

不動産キャリア17年

新潟市のどこの不動産会社様より売主様の不動産を研究して、たった一組の次のオーナー様へ伝えます。
にいがたの不動産の強みは「仕事が好き」という事だと思っています。
古くて、新しくて、ちょっとダサい不動産屋を突き抜けたいと思います。



東区で販売をお任せいただいた土地は、売主様はお住まいになっている敷地を分筆して売りに出すという方法でした。

その関係で、売主様は12月以降の引渡しを希望していましたので、私も広告にその旨を記載していました。

大手ハウスメーカーさんから申込みが入りました。

申込みの条件として
↧↧↧
「助成金の関係で、引渡しを11月15日までにしてほしい。少し値引きしてほしい。」

という事です。

分筆の関係で、司法書士と法務局に急いでもらわないと成立しないハードスケジュールです。

なんといっても、売主さんが承諾してくれる事がまず第一です。

何とか急いでもらえるように、弊社と大手ハウスメーカーの営業さんとで売主様にお願いに行くことになりました。




ごもっとも


売主N様は、気の良い方ですが、ダメなものはダメとはっきり言う方です。

先に到着して、N様と、ハウスメーカー営業さんを待っている間、

N様「土地の価格を値引きする買主さんは一流ハウスメーカーで建築するのおかしくない?地元のローコスト住宅で、安い家を買う人が、なんとか土地も安くというギリギリの話ならわかる。なんで、そんな高い家建てるの?」

と、まあ普通はそう思いますよね(;'∀')

でもひとそれぞれ価値観はあるので・・・

私、個人的には、不動産の値引きというのはあまり好きではありません。(また詳しくこの話は書きますが、好きではないです)

と、そこに、大手ハウスメーカー様の営業担当さんが外車で登場。

驚いて目が真ん丸になっている売主N様がぽつりと一言。

N様「お願いに来るのに外車…って。」

なんか・・・この空気やだ、早く終わらせたい。

・・・さすが、大手さんは、高級車なんですね(@_@;)

何とか、急ぐことと、多少の値引きで契約の方向で話はまとまりました。




重要事項説明追記


重要事項説明書には、特約に

1 売買対象は新潟市東区○○のうちの一部○○○㎡(別添分筆予定図)です。売主は、自己の責任と負担において、上記土地の分筆登記、確定測量を行い、測量図を添えて同登記済の登記事項証明書を買主に交付いたします。これをもって本契約とし、実測面積との間に差異が生じた場合でも、本契約の売買代金の精算および地積更正登記を行わないことを売主、買主ともに了承するものとします。

2 売主は、令和○年○月○日迄に分筆登記の申請を行うものとします。令和○年○月○日の引渡し迄に、分筆登記完了を目指しますが、法務局次第で決済日が送れる事があります。買主は、ご承知おきください。

と付け加えました。




ちょっと・・・


契約当日、大手ハウスメーカー様に行きました。

9時50分に大手ハウスメーカーさんへ到着すると、営業担当さんが

「買主と連絡が取れない」と。

もー、ちょっと、やめてよー!!!

売主様をやっと説得して、司法書士も急がせて、みんな動いてるよ。

これ、契約飛んじゃっったら、なんて説明すればいいのー。

いやいや、今回ばかりは、これマズいよ!!

この日は、午後からも契約入っていて、時間は押してるし、買主とは連絡とれない。

こんな、時間いやだよー。

もう、オニ電。

10時30分、やっと電話で連絡がつきました。




寝坊したって・・・


寝坊した…って。

こんな日に、寝坊とは…若さってスゴイ。

もー、ひとまず良かった。

1時間以上遅れたけど、無事契約は完了しました。

ホッとしました。

売主様と買主様の契約は別に行いました。

別で良かったーーーー(;'∀')





ん?どいいう事???


無事に契約が完了して決済を待つばかり。

順調に残置物処分も進んでいます。

ハウスメーカーから連絡。

分筆した敷地の売主様分の方の敷地のブロック塀を撤去してくれないと重機は入らない。

だから建築できない。

ん???

どうゆう意味??

ちょっと意味わからない。

今回のケースは1筆の土地を分筆して2つに割って売却するケース。

分筆の結果、ブロック塀が買主の敷地に入っているのであれば、当然、売主の負担で撤去します。

分筆の結果、売主の敷地ならば、当然ですが、自分の敷地のものなんで撤去しないといけないの?

なんでも、敷地いっぱいに建てるからブロック塀があると、作業車が入らないそう。

なんてこと???

どーしよう・・・売主N様がダメっていったら。




恐る恐るブロック塀撤去のお願いに行きます。

「いいよ。買主が撤去代金払うならね。」

・・・よかったーーー( ;∀;)

なんとか、まとまった。

なんとか難を逃れて、大事に至らなかった。

無地に決済を、迎えましたが、久しぶりにひやひやする時間でした。





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古くて、新しくて、ちょっとダサい不動産屋を目指している

にいがたの不動産㈱地産地消の中村利恵です。



不動産売買仲介の仕事のなかで、

「思って」「行動して」「経験した」事を日記代わりに書いています。

忘れないように。忘れてしまったら思い出せるように。次に活かせるように。

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