老舗不動産屋さんに断られたって
お医者さんに、治療断られたら、不安で泣いちゃいませんか?
「道路関係が難しい」
と、地元の老舗不動産会社M社さん断られたという案件について書きます。
老舗不動産屋さんに売却を断られた
一括査定サイトよりメール通知。
いつものように即電します。
売主K様「老舗不動産会社M社に、道路が面倒な土地だって言われて断られたんだよね。」
と落ち込んでいました。
だから、一括査定サイトに登録したんだなと思いました。
査定所在地は、JR越後線の新駅が計画されている地域です。
抜群の立地にもかかわらず、道路に難がある土地が存在する場所でもあります。
私たちは、仮説を立ててみました。
パターン① 本当に、道路に難があるやっかいな土地
パターン② もしかして、もしかして、単純にあのパターンかもよ(^_-)-☆
②なら超ラッキー。
さて、どっちでしょう??
ナカムラ
「調査して、査定書お出しします。今から現地でご挨拶させていただけませんか?」
売主K様「いいよ。近いから。」
なるべく、お顔を拝見して、ご挨拶したいと思っています。
中古住宅なら、「家の中を見せていただけますか?」と査定訪問を取りやすいんです。
土地だと「勝手に見て。」って言われるから難しいのですが、会ってくれるって!
やつぱりツイてます(^^)/
現地確認
早速、現地で、道路の話、詳しく聞かせていただきました。
1週間ほど前、売主K様は、老舗M社さんに相談に行って断られたそうです。
※売主K様の土地444-4
※南側(図面の下)が道路
道路445‐14は、法人が所有している。
↓↓↓
その法人は既に会社を廃業していて、今現在、どこにあるかわからない。
↓↓↓
その法人にたどり着くのは至難の業。
↓↓↓
よって、道路使用の承諾書を取れないので、やっかいな土地だから取扱いできない。
と、こういう事でした。
※ちなみに、私道で道路の権利を持っていなくて、建築できないという事は無いそうです。
この辺は、今回は詳細は書きませんが、知りたい方は、こちらからどうぞ(^^)/
そりゃ落ち込みますよね
売主K様は、自分の土地が価値のない土地と言われたようで、落ち込んでいました。
そうですよね。
私だって、お医者さんに、治療断られたら、不安で泣いちゃいます( ;∀;)
でもね、K様、おそらくですが・・・現地を見る限り、多分、パターン②の方。
いや、絶対そう。
超ラッキーな②の方だと思う。
前面道路が、問題ない事を証明したら、にいがたの不動産に任せてくれると思うから超ラッキー。
裏付けが必要
裏付けが必要なので、はやる気持ちを抑えて、たまらなくワクワクしながら会社に戻りました。
会社に戻り、権利関係を調べるために、謄本一式を取得しました。
ほらね!!!
②だよ!!!
実は、これ、結構よくあるパターンなんです。
よく見れば単純なパターンです。
敷地と道路の分筆登記がされていない土地。
全部事項証明書の土地面積の中に、道路部分の面積が含まれています。
有効宅地面積は減ってしまいますが、前面道路には全く問題はありません。
廃業した法人を探す手間なんて・・・いりません。
念の為、土地家屋調査士の先生に確認して、念には念を。
不動産屋によって専門分野が違います
老舗M社さんは、宅地分譲等の仕事が専門です。
個人所有の土地は専門外なのかもしれません。
M社さんは、公図と現地の違いを見抜けななった。
それとも・・・現地すら見ていないかもしれません。
道路の位置を勘違いしたまま売主K様に伝えてしまったようです。
売主K様は、自分の土地が価値のないものかもしれないと、
「不安」になってしまった。
こういう個人の案件は、にいがたの不動産の得意分野です。
「不動産会社」と言ってもいろいろなんです。
専門分野がまるで違います。
ここは、私たちの分野です。
逆に、宅地分譲は今の私たちでは、M社さんに勝てないかもしれません。
不動産は縁物
広告して、3日目でした。
女池で土地を買おうと思って迷っていたら、
他の人に先に申し込まれて買えなかった。
失って、落ち込んでた矢先に、
それ以上の物件が出てくるなんて「縁」だと思うから、欲しい。
買いたいという方が、現れました。
良かったと思います。
なぜなら、お子様の将来を想った時に、女池よりもお勧めだと思ったからです。
まだ小さなお子様が、
将来、高校を選ぶ時に、JRの新駅の近くなら、どこでも選べます。
買主さんも、ここにして良かったと、本当に喜んでいました。
失ったロスと、出会えた喜び。
唯一無二の不動産。
ひとつひとつの案件にドラマがあります。
だから楽しい。
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古くて、新しくて、ちょっとダサい不動産屋を目指している
にいがたの不動産㈱地産地消の中村利恵です。
不動産売買仲介の仕事のなかで、「思って」「行動して」「経験した」事を日記代わりに書いています。
忘れないように。忘れてしまったら思い出せるように。次に活かせるように。
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