
【新潟市東区桃山町2丁目・土地売却事例】越境したガス管が売却の壁に!約100坪の土地を「分筆」で解決
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物件概要
| 項目 | 内容 |
| 所在地 | 新潟市東区桃山町2丁目 |
| 全体敷地面積 | 332.24㎡(約100.5坪) |
| 区画割り計画 | ① 本敷地:306.39㎡(約92.68坪) ② 隣地譲渡分:25.85㎡(約7.81坪) |
| 隣地の状況 | 道路から奥に入った「旗竿地(敷地延長)」 |
| 課題 | お隣の都市ガス管が本件敷地内に越境して埋設 |
| ご相談のきっかけ | 弊社のチラシを見てご来店 |

今回は、東区桃山町にある約100.5坪の土地の売却事例をご紹介します。
実は、売主様はもともと東区の老舗不動産会社に売却の相談をされていました。
ところが、なかなか具体的な売却の道筋が見えてこない。
「この土地、本当に売れるんだろうか……」
「いつになったら話が進むんだろう……」
そんな不安を抱えていらっしゃったそうです。
そんなとき、弊社のチラシが目に留まり、ご相談に来られたことが今回のきっかけでした。
実際に現地を確認してみると、隣地の形状に気になる点がありました。
お隣の土地は、道路から細い通路を通って奥の住宅へ入る「旗竿地(敷地延長)」だったのです。
「これは、慎重に調べた方がよさそうだな……」
そこで私たちは、まず隣地との境界を明確にするための「確定測量」を実施。
さらに、将来の建築や土地利用に支障がないかを確認するため、埋設管についても調査を進めました。
調査の結果、なんと、お隣の住宅で使用している都市ガス管が、こちらの敷地の地下を斜めに横切っていることが判明しました。
「うわあ……これはなかなか大変だぞ」
ガス管が越境したままでは、将来この土地に住宅を建てる際、基礎工事などに支障が出る可能性があります。
一般のお客様に安心して購入していただくためには、この問題を解決しなければなりません。
全員が納得できる解決策を探す

通常であれば、お隣に「ガス管の移設」をお願いすることになります。
しかし、それには多額の工事費用がかかる可能性があります。
長年使ってきた配管を突然やり直してほしいと言われても、お隣としては簡単に受け入れられる話ではありません。
場合によっては、ご近所トラブルに発展してしまう可能性だってあります。
そこで私たちは、「関わっている人全員が納得できる解決策はないだろうか?」と考え、土地を2つに分ける「分筆」を提案することにしました。
具体的には、約92坪を整形地にして一般のお客様向けに販売し、残りの約8坪をお隣の所有者様に購入していただくというプランです。
この方法なら、ガス管が通っている部分をお隣の所有地にすることができ、わざわざガス管を掘り起こして移設する必要がなくなります。
さらに、もう一つ大きなメリットがありました。
それは、お隣の進入路が広くなること。
これまで車1台が通るのがやっとだった細い通路が広がり、毎日の車の出し入れや駐車のストレスが大きく軽減されるのです。
こちらにとっては、越境問題が解消され、約92坪の整形地として売り出せる。
お隣にとっては、ガス管の移設工事を避けられるうえ、駐車や車の出入りが便利になる。
お互いにメリットのある解決策です。
果たして、お隣の所有者様はこの提案を受け入れてくださるのでしょうか。
突然訪ねてきた不動産屋。お隣の反応は?

「うさんくさい、騙されそう……」
突然、見知らぬスーツ姿の不動産屋がインターホンを鳴らし、
「お隣の土地のことで、少しお話がありまして……」と言われたら、皆さんはどう思うでしょうか?
お隣の方の表情は、まさに警戒そのもの。
「何か変な話を持ちかけられるんじゃないか?」
「うまいこと言って、土地を買わせようとしているんじゃないか?」
そんな気持ちが、表情からひしひしと伝わってきました(笑)。
でも、それって至極当然の反応なんですよね。
突然やってきた見知らぬ不動産屋を、最初から信用してくださいという方が無理な話です。
だから、私はそういう目を向けられても全く気にしません。
「怪しいですよね!突然すみません(笑)」
と笑顔でお伝えし、まずは今回の事情を丁寧にご説明しました。
図面を広げて、ガス管がどこを通っているのか、なぜ土地を分ける必要があるのか。
そして、何よりもお隣にとってどんなメリットがあるのか。
「今回、こちらの土地を約8坪だけ買い取っていただければ、ガス管を移設するような大掛かりな工事をしなくて済みます。それだけでなく、今まで狭かった進入路も広くなって、車の出し入れがずっと楽になりますよ」
こちらの都合を押し付けるのではなく、お隣の立場に立って、一つひとつお話ししました。
最初は怪訝そうだった表情も、話を聞いていただくうちに少しずつ変わっていきます。
そして、提案の内容を理解されたとき、
「……えっ、それって、うちにとってもすごく助かる話じゃない?」
と、驚きと安堵の表情を見せてくださいました。
その後、私たちの提案にご納得いただき、約8坪の土地を購入していただけることになったのです。
こうして越境問題は、土地の分筆によって解決へと進みました。
越境問題が解消され、広々とした整形地として生まれ変わったメインの土地は、広い敷地にゆとりあるマイホームを建てたいというお客様にご購入いただくことができました。
不動産は、売りに出せば売れるわけではありません

・面積が広すぎる土地
・越境している配管
・旗竿地が絡む複雑な権利関係
こうした不動産は、看板を立てたり、不動産ポータルサイトに掲載したりするだけでは、なかなか売却につながりません。
そして、問題を抱えた不動産だからこそ、関係する人たちの気持ちや事情まで考えることが大切になってきます。
もし私たちが「ガス管が越境しています。移設してください」と一方的にお願いしていたら、ここまでスムーズに話は進まなかったかもしれません。
お隣には、お隣の事情がある。
だからこそ、相手にとってもメリットのある解決策を考え、自分たちから足を運び、誠実に説明することが大切なのだと思います。
売却が難しそうな不動産でも、視点を変えれば解決策が見つかることがあります。
そして、その解決策を生み出すのは、人と人との対話だったりするのです。
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