
新潟市不動産【地域密着不動産の本音】遠方の不動産はお断りする場合があります

新潟市の不動産売買専門店「にいがたの不動産」の中村です。
「動画を拝見して、あなたの会社にお願いしたいと思って連絡しました」
先日、新潟県北エリアにお住まいの方から、ご自宅の売却に関する大変ありがたいお問い合わせをいただきました。
私たちを頼ってくださったお客様。
本来であれば、二つ返事でお引き受けしたいところです。
しかし、私たちは苦渋の決断の末、「弊社ではなく、他の業者様をお探しになった方が、お客様の利益になります」とお伝えしました。
今回は、その舞台裏と、私が考える「不動産売却」についてお話しします。
代表の一言。「中途半端が一番の罪だ」

実を言うと、私個人としては「なんとかしてお力になりたい」という葛藤がありました。
しかし、弊社の代表に相談した際、厳しくも本質を突いた言葉を投げかけられたのです。
「もし遠方であることを理由に、対応が一歩でも遅れたらどうする? この案件を引き受けて、結果的に中途半端なサポートになる可能性が高いなら、受けるべきだと思いますか?」
この言葉で、目が覚めました。
「頑張ります」という精神論で受けることが誠実なのではない。
お客様の大切な資産を預かる以上、100%の力が出せないと判断したなら、最高のパフォーマンスが出せるプロに道を譲る。
それが、弊社を頼ってくれたお客様に対する礼儀なのだと再確認しました。
「物理的な距離」がもたらす不利益

お客様は「入居中だし、そこまで不利益だとは思わない」と仰ってくださいました。
そのお気持ちは大変嬉しかったのですが、やはり不動産売却において、物理的な距離は無視できないリスクになります。
・急な内見希望への即座の対応
・その土地ならではの細かな需要の把握
これらは、地元に根を張る不動産会社にはどうしても敵いません。
無理にお引き受けして、チャンスを逃してしまうことは、私たちにとって最も避けたい「お客様の不利益」なのです。
「ネットに弱い地元業者」という不安にどう向き合うか

お客様からは、もう一つ鋭いご質問をいただきました。
「地元の業者さんはホームページが古く、ネットの発信力が不安。販売力が弱いのではないか」という切実なお悩みです。
そこで私たちは、ひとりの人間として「本音」でアドバイスをさせていただきました。
「もし私がお客様の親族だったら、新潟市内で広域に販売活動をしていてフットワークが軽く、ネット戦略に長けた会社、まずはそこへ相談してみたらどうか、と伝えます」
同業者を推薦するのは変な話かもしれません。
しかし、「どこが一番お客様を幸せにできるか」を考えたら、自社に執着する必要はないと思ったのです。
最後に:納得のいくパートナー選びを

最終的には、「地元の有力業者」と「新潟市内の機動力ある業者」、その両面からお話を聞いて判断されることをお勧めしました。
「一般媒介」で、両者それぞれの強みを活かし窓口を広げて販売するか。
「専任媒介」で、信頼できる一社に大事に売ってもらうか。
どちらが正解かは、実際にお会いして決まる「担当者との相性」にあります。
大切な資産を、最高の形で次のオーナー様へ引き継ぐ「道筋」を作れる不動産会社を選ぶことは、納得のいく不動産売却に繋がります。
その理由は以下の通りです。
1. 不動産会社には「得意エリア(専門分野)」があります
弊社の得意エリアは、主に「新潟市中央区・東区周辺」です。
このエリアであればどこにも負けない自信と顧客ネットワークがありますが、不動産は「その地域特有の需要と相場」がございます。
遠方の物件の場合、どうしてもスピーディーな対応や、その土地の価値を最大限に引き出したご提案が難しくなってしまいます。
2. 山林や田んぼは「地元業者のネットワーク」が必須です
特に山や田んぼ(農地)の売却は、法律の制限(農地法など)も絡むため非常に特殊です。
「地元の農家さん」や「そのエリアで土地を探している方」を直接知っている地元の業者様が、最も早く、そして確実な買い手を見つけてくれます。
3. 遠方・県外の物件は「現地のスピード感」が命です
都市部の物件やマンションは市場の動きが非常に早いため、現地の最新の相場観を持ち、すぐに案内に行ける現地の不動産会社に任せるのが、高く売却するための鉄則です。
せっかく弊社を頼っていただいたにもかかわらず、直接のお手伝いができず大変心苦しいのですが、「なんでもできます」と安請け合いしてご迷惑や損をさせてしまうことだけは絶対にしたくないという思いから、このような決断とさせていただきました。
何卒ご理解いただけますと幸いです。
お客様、この度は大切な不動産売却のご相談をありがとうございました。
お客様の売却が、最高の結果になることを心より願っております!



