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新潟市中古住宅売却 そもそも「現況渡し」の定義とは?

不動産売却

富澤 法和

筆者 富澤 法和

不動産キャリア8年

企業理念
この地で生まれ、この地で命を燃やし、この地で命を終えていく。
それが、私たちの考える「人の地産地消」です。
私たちの本業は「人と地域をつなぐ仲介」です。
この地に生きるすべての人が、自分らしく生きられる社会へ。


新潟市で不動産売却をご検討中の皆様、こんにちは!

新潟の不動産売買専門店「にいがたの不動産 地産地消」の富澤です!



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中古住宅の売買でよく目にする「現況渡し(現状有姿渡し)」という言葉。


 言葉通り受け取れば「今のまま渡せばOK」と思いがちですが、実はここ、売主様と買主様の間で最も感覚のズレが生じやすく、トラブルになりやすいポイントです。


今回は、特に新潟市で中古住宅を売却する際に知っておくべき「社会通念上の現況の定義」について、実務のリアルな視点からわかりやすく解説します!



そもそも「現況渡し」の定義とは?


不動産取引における現況渡しとは、簡単に言えば「売主が売買のために特別なリフォームや修繕、特別なハウスクリーニングを行わず、そのままの状態で引き渡す取引形態」のことです。


売主様にとっては「手持ちの資金を出さずに売り出せる」「手間がかからない」という大きなメリットがあります。

しかし、ここで一つ大きな疑問が浮かびます。 「どこまでを『現況』と捉えていいのか?」という点です。


「社会通念上の現況」=ライフラインが使えて“普通に生活できる”こと


結論からお伝えすると、いくら「現況渡し」と言っても、社会通念上(世間一般の常識として)、人が最低限暮らせる状態=ライフラインが正常に使えることが前提となります。


現代の住宅において、電気・ガス・水道が通っていることはもちろんですが、特に重要なのが「給湯器」です。


  • 今の時代、お湯が出ずにお風呂に入れない家は「普通の生活ができる状態」とは言えません。

  • 雨風が凌げればいいという訳ではなく、住宅としての「最低限の機能」が維持されている必要があります。


「現況渡しだから壊れていても関係ない」と売主様が主張しても、事前に「給湯器が壊れていてお湯が出ません」と告知して納得の上で購入されていない限り、「生活に必要な設備が使えない=売主の引き渡し責任を果たしていない」とみなされるのが現実です。


給湯器が壊れていたらどうなる?(現場のリアル)


新潟の冬場を想像してみてください。お風呂が使えない中古住宅を引き渡されたら、買主様としてはたまったものではありませんよね。


実務上、引き渡し直前や直後に給湯器の故障が判明した場合、以下のようなトラブルに直結します。


1. 「知らなかった」では済まされない告知義務

売主様が「壊れているのを知っていたのに伝えていなかった」場合はもちろんアウトですが、「空き家にしていて動くと思っていたら壊れていた」という場合でも、契約書で「故障容認」の特約を結んでいない限り、売主様の費用負担で修理・交換(または費用分の値引き)を求められるケースがほとんどです。


2. 「設備保証なし」特約でも揉める

契約書に「設備の保証は一切しません」と書いてあったとしても、「そもそも契約時に動く前提で話が進んでいた設備」が引き渡し時に使えないとなると、「現況」の解釈を巡って平行線の議論になり、残代金の決済がストップしてしまうこともあります。


新潟市で安心・安全に「現況渡し」で売却するための3つのポイント



トラブルを未然に防ぎ、スムーズに売却を完了させるために、売主様が押さえておくべきポイントは以下の3点です



① 事前の動作確認(特に給湯器と水回り)

売り出す前、あるいは引き渡し前には、必ず「お湯が正常に出るか」「追いだきができるか」「水漏れはないか」をチェックしましょう。特に空き家期間が数ヶ月以上ある場合、給湯器は一気に劣化が進むことがあります。


② 故障や不具合は「隠さず事前に開示」する

もし給湯器が故障している(または15年以上経過していて怪しい)場合は、査定・売り出しの段階で不動産業者に伝えましょう。 最初から「給湯器故障あり(買主様負担で交換前提)」として価格設定をして売り出せば、後から文句を言われることは一切ありません。


③ 付帯設備表と契約書にしっかり明記する

「現況渡し」という言葉だけに頼らず、付帯設備表に給湯器の有無や動作状況(故障の有無・年式)を正しく記入し、不動産会社の作成する売買契約書に容認事項として記載してもらうことが、最大の自己防衛になります。


まとめ:トラブルのない不動産売却は「正確な現状把握」から!



中古住宅の現況渡しは、売主様にとって非常に助かる売却方法ですが、「現況=何でもかんでも買主の自己責任」という意味ではありません


「ライフラインが使えて、普通に生活ができる状態か?」 この社会通念上のボーダーラインを意識し、不動産会社と一緒に設備のチェックと開示をしっかり行うことが、後々のトラブルを防ぐ一番の近道です。






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