
新潟市不動産 不動産売買における「絶対に騙されない」という、強くて不器用な愛について

こんにちは。
新潟市の不動産売買専門店「にいがたの不動産」の中村です。
不動産業界に身を置いていると、よく耳にする言葉があります。
「不動産売買には、人間の感情がすべて出る」
正直に言うと、事務職として書類と向き合っていた頃の私は、その言葉の本当の意味を分かっていませんでした。
どこか無機質な「手続き」として捉えることで、そこに渦巻く重い感情から、無意識に目を逸らしていたのかもしれません。
相談ブースに現れる「守護神」たち

不動産の相談に来られるのは、ご本人だけではありません。
ご家族、そのパートナー、時には親しいご友人。
中には、驚くほど険しい表情で入ってこられる付き添いの方がいらっしゃいます。
「一歩も引かないぞ」
「絶対に騙されないぞ」
「私がこの人を守るんだ」
そんな決意が、こわばった表情や、組んだ腕の力強さからひしひしと伝わってきます。
正直、初対面でそのオーラを向けられると、こちらまで少し緊張してしまうこともあります。
「こわばり」の正体

けれど、ふと冷静になって考えてみるのです。
なぜ、あの人はあんなに肩を怒らせているのだろう?と。
それは、大切な人が不利益を被らないように、傷つかないようにという、あまりにも純粋で切実な「愛」なんですよね。
見知らぬ不動産会社という場所に、大切な人を一人で行かせるわけにはいかない。自分が盾にならなきゃいけない。
そう思うと、その「こわばった顔」が、とても人間らしく、温かいものに見えてくるから不思議です。
だから、大丈夫ですよ

殺気立つほどの警戒心を持って来られる方に、私は心の中でそっと語りかけます。
「大丈夫ですよ。そんなに構えなくても、無理やりなんて絶対にできませんから」
不動産の契約は、誰かを言いくるめて強引に進められるほど、簡単なものではありません。
たくさんの法律に守られ、いくつもの確認を経て、納得のうえで結ばれるものです。
私たちは、あなたの敵ではありません。
あなたが必死に守ろうとしているその人の「これから」を、一緒に支えるパートナーでありたいと思っています。
事務のデスクから一歩踏み出し、人の心に触れるようになった今。
あの「こわばった顔」に出会うたび、私はこの仕事の重みと、そこに流れる愛おしさを再確認しています。
今日もまた、誰かの大切な人生が、納得のいく形で動き出しますように。



