
新潟市不動産 実家の売却で高齢者施設入居の資金を確保!親の介護費用を安心して準備する方法

こんにちは。
新潟の不動産売買専門店「にいがたの不動産」の富澤です!
親が高齢者施設に入居する際、実家をどうすべきか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。空き家をそのままにしておくリスクや、今後の介護や生活の資金確保に不安を感じている方もいるかもしれません。本記事では、高齢者施設入居に伴う実家の売却について、資金ニーズの整理から売却のタイミング、税制上のメリット、さらには売却以外の選択肢や売却後の資金活用方法まで、分かりやすく丁寧に解説いたします。解決への一歩を踏み出すための情報をお届けしますので、ぜひ参考になさってください。
高齢者施設入居に伴う実家の処遇と資金ニーズの把握

親御さまが高齢者施設に入居されると、実家が「空き家」になり、その後も維持管理費や固定資産税などの出費が継続して発生するリスクがあります。例えば、建物の劣化や湿気による損傷が進むと、修繕費が高額になり、その不動産の資産価値が下がる恐れがあるため、早めの対応が重要です。加えて、管理を怠ると「特定空き家」として行政から除却や改善を求められる可能性がある点にも注意が必要です。
また、介護施設への入居には、入居一時金や月々の介護費用などまとまった資金が必要となります。実家の売却によってまとまった現金を得ることができ、介護費用の支払いに充てられるため、資金ニーズを明確に把握することが大切です。
実家を売却することは、維持にかかる手間や費用を削減でき、資金面だけでなく心理的負担の軽減にもつながります。売却により資産が現金化されることで、家族の生活や今後の介護資金として柔軟に活用できます。
以下に、要点を整理した表をご覧ください。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 維持管理費・税負担 | 固定資産税、修繕費などの継続的な出費 | 空き家の放置はリスク大 |
| 資金ニーズ | 介護施設の入居時や月々の費用の確保 | まとまった現金が必要 |
| 売却のメリット | 現金化による資金確保、心理的負担の軽減 | 維持管理の手間とコスト削減 |
実家売却のタイミングと税制上のメリット

高齢者施設に入居後、実家を売却する場合、最も大きなメリットの一つは、入居から三年以内に売却を行えば「居住用財産に関する三千万円特別控除」の適用が受けられることにあります。この制度においては、譲渡所得から三千万円を差し引くことができ、譲渡益が三千万円以下であれば、譲渡所得税がかからない可能性がある点が非常に魅力的です。
| 制度名 | 要件 | 主なメリット |
|---|---|---|
| 三千万円特別控除 | 居住用財産を譲渡、かつその年とその前前年に同制度の適用を受けていないこと | 譲渡所得から三千万円控除できる |
| 十年超所有軽減税率 | 売却年の一月一日時点で所有期間が十年超、かつ住まなくなってから三年以内に売却 | 譲渡所得六千万円以下の部分が税率十四・二一%に軽減 |
| 空き家放置のリスク | 管理を怠り特定空き家に指定される可能性 | 固定資産税負担の急増、近隣トラブル、資産価値低下など |
また、実家を長期間所有していた場合、特に〈十年超所有軽減税率〉の特例を活用できます。この制度では、譲渡所得六千万円以下の部分に対して税率が一四・二一%に軽減されるため、通常の長期譲渡所得税率よりも大幅に負担が軽くなります。
さらに嬉しいことに、この〈十年超所有軽減税率〉と〈三千万円特別控除〉は併用が可能です。たとえば、譲渡所得が四千万円の場合、まず三千万円を控除し、残り一千万円に対して軽減税率(一四・二一%)が適用されるため、節税効果は非常に大きくなります。
一方で、実家を売却せずに空き家として長期間放置してしまうと、「特定空き家」に指定されるリスクがあります。この指定がなされると、住宅用地の軽減措置が外され、固定資産税が最大で六倍に跳ね上がる可能性があります。また、草木の繁茂や建物の老朽化が進めば資産価値が下がり、売却時に適正価格が得られにくくなる点にも注意が必要です。
まとめますと、施設入居後三年以内に売却することで、三千万円の特別控除と十年超所有軽減税率の特例を活用でき、多額の節税が見込まれます。さらに、空き家として放置した場合の固定資産税や資産価値下落のリスクも踏まえると、「入居後できるだけ早めに売却する」が理にかなった判断といえます。
売却以外の資金調達手段とその留意点

親の高齢者施設入居に伴い実家を売却する以外にも、さまざまな資金調達の方法があります。以下では主な方法を分かりやすくご説明し、それぞれの留意点をまとめます。
| 方法 | 内容 | 主な留意点 |
|---|---|---|
| 賃貸に出す | 空き家となった実家を賃貸に出し、家賃収入で費用を賄う | 借り手が見つからないリスクや管理や修繕の手間、契約形態の選択が重要 |
| リバースモーゲージ | 持ち家を担保に金融機関から融資を受け、住み続けながら生活資金を得る | 借入可能額が評価額の50~60%前後であること、長生きすると利息負担が増える可能性、相続人の返済負担などに注意 |
| リースバック | 自宅を売却して現金化しつつ、賃貸でそのまま住み続ける仕組み | 所有権を手放し家賃負担が発生、修繕の際に承諾が必要な場合がある、買い戻し価格が市場より高くなることも |
まず、賃貸に出す方法は、家賃収入で固定資産税や管理費を補え、空き家の老朽化や防犯面のリスクを低減できるというメリットがあります。ただし、借り手がなかなか見つからない場合や、リフォームが必要になることもあり、賃貸契約の形式(定期借家・普通賃貸借など)の選択や管理の手間も検討が必要です 。
次に、リバースモーゲージは、自宅を担保に融資を受ける方法で、住み続けながらまとまった生活資金を得られるのが特徴です。ただし、融資額は実家の評価額の50~60%程度に抑えられることが多く、長生きすれば利息支払いが増えたり、契約によっては相続人に返済義務が残る場合もあります 。
さらに、リースバックでは不動産を売却して資金を調達したうえで、そのまま賃貸で住み続けられるという仕組みです。譲渡された売却代金は自由に使え、銀行審査が不要で現金化が早いというメリットがありますが、所有権を失い、毎月の家賃負担が発生する点や、買い戻しの際に周辺相場より高額になることがある点などに注意が必要です 。
これらの方法を比較する際には、資金の用途やリスク許容度、将来的な住環境の希望などを踏まえて検討することが大切です。適切な資金計画を立てることで、実家の活用と生活設計の両立を目指せます。
売却後の資金活用と今後の生活設計

実家の売却によって得た資金をどのように活用し、介護施設への入居や日々の生活にどのように活かしていくかは、今後の生活設計を左右する重要なテーマです。以下に具体的な考え方をご紹介いたします。
| 資金の使い道 | 具体例 | ポイント |
|---|---|---|
| 施設入居費用(入居一時金・月額費) | 例:売却益800万円→入居一時金200万円+月額20万円で2~3年分 | まとまった現金があれば数年間の費用見通しが立てやすく、安心につながります |
| 介護サービス費や福祉用具購入 | 訪問介護の自己負担や福祉用品の費用に充てる | 予期せぬ支出にも備えやすく、家計にゆとりが生まれます |
| 資産管理・相続対策(家族信託の利用) | 信託口座で資金を管理し、適切に介護費用や生活費に充てる | 判断力が低下した後でも計画に沿った資金使途が可能になります |
まず、介護施設への入居一時金や月額利用料に充てる方法として、たとえば実家を800万円で売却した場合、入居一時金に200万円、月額20万円の施設なら2〜3年分の費用を賄うことができる計算になります。これは施設入居時の資金見通しが立つうえで大変有効です。
次に、在宅介護のためのサービス費や福祉用具の購入費用などにも売却資金を活用することが可能です。介護保険制度でのサービスには自己負担が伴い、訪問介護などの日常的な支出に対応するために現金があると家計にゆとりが生まれます。
さらに、将来の家族の生活や相続に備えるには、「家族信託」を活用した資産管理も有効です。家族信託を使えば、売却代金は信託専用の銀行口座で管理され、受託者(たとえば子)がその範囲内で親の介護費や医療費、日々の生活費に使うことができます。これにより、親御様の判断能力が低下しても、資産を凍結させず、計画的に活用することが可能となります。
このように、売却資金はただ得るだけでなく、介護施設の入居費用や日常の介護支援費、そして将来に備えた資産管理体制の構築までを視野に入れて使うことで、家族の精神的および経済的な安定を確保できます。
まとめ

親が高齢者施設へ入居する際、実家の売却は避けては通れない選択肢となります。空き家の維持には費用や手間がかかり、時間が経つほど資産価値が下がることも少なくありません。高齢者施設への入居から3年以内の売却なら、住宅の譲渡に対する特例の適用が可能であり、税負担も軽減されます。適切なタイミングで実家を売却し、得た資金を将来の生活や介護費用に生かすことで、ご家族が安心して新たな一歩を踏み出せる環境を整えましょう。

