
【新潟市不動産売却】「売りたい」ばかり増える?湾岸エリアの異変と、新潟のこれから|にいがたの不動産

こんにちは。
新潟市の不動産売買専門店「にいがたの不動産」の中村です。
最近、ニュースで「東京・湾岸エリアのマンション事情」が取り上げられているのを目にします。
かつては飛ぶように売れていたエリアですが、ここ最近は少し様子が違うようです。
売り出す人は多いが、買える人が少ない。
物価高や相場上昇を見て「今なら高く売れる」と売りに出すが、価格が上がりすぎて、一般的な会社員の年収では手が届かず、在庫が積み上がり始めている……という現実があるようです。
これを聞いて、「東京の話でしょ?」と思われるかもしれませんが、実はこれ、新潟市でも同じ、いやそれ以上に深刻な構造的な問題になりつつあると感じています。
新潟市で起きている「需給バランス」の崩壊

新潟の不動産現場にいて、肌で感じることがあります。
それは、「売りたい人」と「買いたい人」のバランスが非常に悪くなっているということです。
背景には、2つの大きな波があります。
1. 超高齢化社会による「売り手」の急増
高齢になり、戸建ての維持が困難になる、施設に入るのを機に「家を売りたい」方が非常に増えています。相続による売却も後を絶ちません。つまり、市場に出る物件数は増え続けています。
2. 物価高による「高値売り」の心理
ニュースで「物価高」「資材高騰」と聞くと、売主様心理として「うちの家も高く売れるはずだ」と考えがちです。
その結果、相場よりも強気な価格で売り出されるケースが多くなります。
「買いたい」けど「買えない」現実

一方で、買い手側はどうでしょうか。
少子化でそもそも若い世代の人口(=購入層)が減っています。
さらに、物価は上がっても給料が劇的に上がるわけではありません。
「家は欲しいけれど、その価格では高すぎてローンが組めない(返済できない)」 というのが現実です。
「高く売りたいシニア世代」と「年収が追いつかない現役世代」。
このミスマッチが、今の新潟の不動産市場で確実に起きています。
それでも、不動産は売れます

ここまで書くと「じゃあ、家はもう売れないの?」と不安になるかもしれません。
いいえ、そんなことはありません。
「買いたい人」は、確実にいます。
ただ、「高すぎる価格では買えない」だけなのです。
どんなに市場バランスが悪くても、「不動産の価値」と「価格」が見合っていれば、物件は必ず動きます。
逆に言えば、相場を無視して「物価高だから」と高値をつけ続けていては、いつまで経っても売れ残り、維持費だけがかさんでいくことになります。
最後に中村が思う事

今の時代、不動産売却で一番大切なのは、この厳しい現実を直視することです。
私たちプロの役割は、耳障りのいい「高く売れますよ」という言葉でお客様を喜ばせることではありません。
「今の市場で、買い手がついている適正価格はここです」 という現実をお伝えし、確実に成約に結びつけることだと思っています。
欲を出しすぎず、かといって安売りしすぎず。
バランスを見極めた売却戦略が必要です。


