
路線価と実勢価格の違いとは?|新潟市で不動産査定をする前に知っておきたい基礎知識

不動産の価格、どうやって決まるのかご存じですか?
こんにちは。
新潟の不動産売買専門店「にいがたの不動産」の長良です。
売却や相続を考えたとき、「この土地、いくらなんだろう?」と気になる方は多いはずです。
ネットで「路線価」や「実勢価格」といった言葉を見かけても、よくわからない…という方もいるのではないでしょうか?
実は、不動産の価格にはいくつかの種類があり、それぞれ使われる目的や基準が違います。
そして、どんなに情報があふれていても、本当の価値を知るには“地元のプロ”の目が必要になることも。
この記事では、初心者の方にもわかりやすく、「路線価と実勢価格の違い」や「正しい不動産価格の調べ方」について解説します。
新潟市で不動産の売却や相続を検討している方にも役立つ内容ですので、ぜひ参考にしてください。
路線価とは?

路線価とは、土地の値段の目安として、国や市町村が道路ごとに決めている価格のことで国税庁が毎年発表します。
主に、相続税や固定資産税など、土地にかかる税金を計算するために使われます。
路線価には2つの種類があります。
① 相続税路線価(そうぞくぜいろせんか)
・毎年7月に国税庁が発表
・国が出す標準的な土地の価格(公示地価)のおおよそ80%を基準とする
・主に相続や贈与のときにかかる税金を計算する時に使われる
② 固定資産税路線価(こていしさんぜいろせんか)
・市区町村が評価し、通常は公示地価の70%程度に設定
・毎年支払う固定資産税の計算に使われる
これらの数値は税金を計算するための基準の価格であり、実際に土地を売買する市場価格とは違います。
実勢価格とは?

実勢価格とは、不動産が実際に売買された価格のことです。
例えば土地や建物を売り出した時の価格ではなく、最終的に買主と売主が合意して取引された金額を指します。
したがって、需要と供給、タイミング、地域性などによって大きく変動します。
・買主が見つかりにくければ、実勢価格は下がることも
・逆に人気エリアでは、査定額よりも高く売れることも
まさに“今の市場で動いているリアルな価格”です。
5つの不動産価格「一物五価」とは?

不動産には「一物五価」と呼ばれる5つの価格があります。
① 公示地価:国土交通省が毎年発表する、土地取引の参考値。
② 基準地価:都道府県が発表。公示地価の補完的役割。
③ 相続税路線価:国税庁が発表。相続税・贈与税の基準。
④ 固定資産税評価額:市町村が評価。固定資産税の課税根拠。
⑤ 実勢価格:実際の売買でやり取りされた金額。
それぞれ目的や基準が異なるため、混同せずに理解することが大切です。
路線価から実勢価格の目安を出す方法
路線価がわかれば、おおよその実勢価格の目安を算出することができます。
目安の計算式:路線価 ÷ 0.8 × 1.1〜1.2
例)路線価が10万円/㎡だった場合:
10万円 ÷ 0.8 × 1.1 = 約137,500円/㎡(目安)
これはあくまで参考値であり、実際の価格は立地・地形・周辺環境などにも左右されます。
自分でおおよその価格を調べるには?

インターネットで簡単に路線価を調べることができます。
・国税庁「財産評価基準書」:相続税路線価を地図で確認可能
・土地総合情報システム:過去の取引事例(実勢価格)を閲覧可能
これらを使えば、自分でおおよその価格を把握することも可能です。
ただし、正確な査定には、現地の状況や建物の劣化具合、周辺需要などの“肌感”が必要になります。
街の不動産屋さんが果たす役割

最終的な不動産の査定・価格決定には、やはり「地元の不動産会社の視点」が欠かせません。
新潟市内でも、地域によって価格の傾向や人気エリアが異なります。
・同じ中央区でも、駅近と郊外では相場が違う
・南向きの整形地か、北向きの変形地かでも価値が変わる
街の不動産屋は、こうした細かな状況や、買主の傾向、供給と需要のバランスを肌で理解している存在です。
インターネットやAIだけでは分からない“現場の温度感”を加えてこそ、納得のいく不動産取引ができるのです。
査定は無料。まずは価格を知ることから

新潟市で不動産売却や相続を検討している方は、まずは“価格を知る”ことが大切です。
査定を受けることで、今の相場感や売却戦略が見えてきます。
当社では、新潟市の不動産について「無料査定」を行っております。
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