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【不動産購入Q&A】値下げ交渉のタイミングはいつ?に、本音で回答したら不動産屋のここだけ話が炸裂!?販売価格の根拠を教えます。

にいがたの不動産

中村 利恵

筆者 中村 利恵

不動産キャリア17年

新潟市のどこの不動産会社様より売主様の不動産を研究して、たった一組の次のオーナー様へ伝えます。
にいがたの不動産の強みは「仕事が好き」という事だと思っています。
古くて、新しくて、ちょっとダサい不動産屋を突き抜けたいと思います。



値下げ交渉はしてもいいの?

どのくらい下がるの?

 

こんにちは。

新潟市の不動産売買専門店「にいがたの不動産」のナカムラです!

 

今回は、購入を考えているお客様からよくいただくご質問。


「値下げ交渉っていつすればいいの?どのくらいなら通る?」について、実際の現場感をもとにお答えしていきます!


 

 

結論:交渉のタイミングは「申し込み時」です!


 

「見学して、ちょっと気に入った。でももう少し安くならないかな…」

 

そんなとき、タイミングを見極めずに先に“値段の話だけ”をすると、売主様に響きません。

 

値下げ交渉は、基本的に「購入申込書を出すとき」がベストなタイミングです!

 

「この物件を買いたいです。ただ、〇〇万円でお願いできませんか?」


という、“本気の意思表示”を添えて初めて交渉がスタートします。



 

Q交渉できる金額の目安は?


これも物件によりますが、一般的に交渉が通りやすいのは…

 

販売価格の 35%程度(100万円前後)。

長期にわたって売れていない物件の場合は 10%程度までが目安になることが多いです。

 

ただし、以下のような条件がある場合は、交渉が難しくなることもあります。

 

◇築浅で人気のエリア

◇価格改定したばかりの物件

◇他にも購入希望者がいる状況

◇相続やローン残債などで売主様の希望価格に幅がないケース



値下げ交渉の前に知っておくべきこと


 

値下げは「お願い」ではなく、交渉材料があって初めて成り立つものです。

 

・近隣の成約価格と比べて割高?

・リフォームが必要な状態?

・周辺環境や日当たりの条件は?

 

など、「この条件なら、この価格が妥当」という根拠のある交渉が重要です!

 

「どのくらいの金額で申し込むのがいいの?」

「この物件、交渉の余地あるのかな?」

 

そんなときは、ぜひ担当スタッフにご相談ください!

 

にいがたの不動産では、売主様との関係性や市場状況を踏まえて、効果的な交渉の方法をご提案しています。

 

それから最後にひとつ、とても大切なことをお伝えします。

 

値下げ交渉の“権利”が得られるのは、「買える人」だけです。

 

☆ 住宅ローンの事前審査が通っている

☆ 現金購入が可能


などの「購入できる条件が整っていること」が大前提となります。

 

まだ買えるかどうかもわからない方、いわゆる「冷やかし」や「とりあえず言ってみるだけ」は残念ながら、売主様も不動産会社も真剣に取り合いません。

 

買主として交渉の土俵に立つためには、まずはしっかり「購入の準備」ができていることが大切です。

 

 

不動産屋のここだけ話【交渉マウント】

 

ちょっと言わせてください。不動産屋あるある「交渉マウント」の話。

お客様と日々接していると、たま〜にこんな方に出会います。

 

・値切ってナンボ」が信条の“大阪商人きどり”な方


・初対面なのに「他にももっといい物件ないですか?」と探りを入れてくる方


・「不動産屋の知り合いがいて〜」と謎のマウントを取ってくる方

 

…いらっしゃいます。ええ、いらっしゃいますとも(笑)

 

でもね、正直に言いますと、

交渉事って、かわいげが一番大事なんです。

 

たとえ同じ内容を言っても、

「すみません、ちょっとご相談なんですが…」という一言があるだけで、私たちも「この方のために、何とかできないかな」と本気で動きたくなります。

 

逆に、上から目線で理屈だけ並べられると、「ん?この人のために何を頑張るべき?」って、気持ちがスーッと引いてしまうのも本音。

 

交渉=戦いじゃないんです。

お互いが“ちょっとだけ譲り合って、ちょっとだけ信頼し合うこと”。

 

だから、どんなときも「かわいげ」は最強の交渉術だと思っています。

 

 

 

不動産屋のここだけ話【ヘタレ不動産屋】

 

ある日、実際にあったエピソードです。


お客様:「不動産屋の知り合いがいて、評価額より高いって言ってたんですよ。だから1000万円くらい下げられるはずです!」

 

私:(え…評価額?1000万円?)


……その“知り合いの不動産屋”いますぐここに連れてきて!!!!


 

評価額で市場に出すなんて、それこそ「売る気あるの?」って言いたくなるようなヘタレ不動産屋の仕事じゃないか!と。


…売主様との出会い、何社も査定してもらって、買取が決まって、リフォームの案を練って、リフォーム完成して、家具や雑貨の配置をして…そんな背景が頭の中を駆け巡りました。

 

きちんと価格設定をして、売主様の大切な資産を預かっている立場として、そんな無責任な話をされると、「不動産業界全体が軽く見られてしまう」ことが一番悔しいです。

 


「知り合いが言ってた」

「ネットにそう書いてあった」


…それ、ぜんぶ交渉の材料にはなりません。

 

 

1000万円引けるって言われました」←ここは東京ですか?(いいえ、新潟です)


あのですね…


1000万円引けるって、ここ東京ですか?大阪ですか?名古屋ですか??

 

新潟市ですよ!?


人口80万人前後の地方都市で、1000万円値引きって正気の沙汰じゃない。

 

物件価格が1億ならまだしも、3000万円台の物件で「1000万円下げられる」って言われたら、もう笑うしかないです。

 

むしろ「その不動産屋さん、どんな魔法使うの?!」って聞きたいです。


いや、ほんとに連れてきてください(笑)

 

 

不動産の販売価格の中身をちゃんと知ってほしい。

 

市場に出ている不動産の販売価格には、


・ 売主様の想い

・ 購入時のローン残債・ リフォーム履歴

・ 不動産会社が時間と労力をかけて調査・査定した背景


が詰まっています。

 

それを“数字だけ”ポーンと引っ張ってきて交渉されてしまうと・・・。

交渉が通るはずもなく、やるせない気持ちになります。

 

買主さんの“少しでも安く買いたい”気持ちもわかります。

でもその気持ちは、ちゃんとした根拠と向き合って、交渉の土俵に上がってから!!

 

それが、本当の意味で“フェアな交渉”だと思っています。

 

 

〇相場価格

〇物件の状況(築年数・立地・流通状況)

〇売主さんの売却理由

〇ローンの有無


など、“根拠のある背景”がセットになって、交渉は初めて成立します。


 

 

まとめ



不動産売買は、売主と買主がフェアな立場で契約するものです。

 

・値下げ交渉は「購入申込書提出時」がベストタイミング

・通常は35%が目安、物件によっては10%も

・根拠を持った交渉がカギ!

・不安ならプロに相談を

 

そして「かわいげ」もお忘れなく()







新潟市の不動産は




新潟市の不動産に関するご相談・お悩みがございましたら、

お気軽にお問い合わせください。



古くて、新しくて、ちょっとダサい不動産屋を目指している

にいがたの不動産㈱地産地消の、中村利恵です(^^)/



不動産売買仲介の仕事のなかで、

「思って」「行動して」「経験した」事を日記代わりに書いています。

忘れないように。

忘れてしまったら思い出せるように。

次に活かせるように。


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