家を売るときに最も大事なポイントのひとつが【価格設定】です。
適切な価格を設定することで、スムーズに売却することができます。
そして、家の売却を進めるためには
信頼できる不動産業者としっかり連携を取ることが大切です。
今回は、「価格設定の基本」と
「信頼できる不動産業者の選び方」についてわかりやすく解説します。
価格設定のきほん
家を売る際、価格をどのように決めるのかは非常に重要です。
高すぎても売れませんし、安すぎると損をしてしまいます。
価格を適切に設定するためには、市場価値を理解し相場を参考にすることが大切です。
市場価値とは
その家を「市場に出したときにいくらで売れるか」を示す価格のことです。
市場価値を決める要素は次の通りです。
・立地や周辺環境
駅やスーパー、学校などの生活に便利な施設が近くにあると
家の価値は高くなります。
・家の状態
築浅、リフォーム済、設備が整っている家は高く評価されます。
・同じエリアの物件
近隣の相場と比較して、いくらで売れたかがダイレクトに価値となります。
価格設定の3つのポイント
1.不動産業者の査定
プロの不動産業者に査定を依頼し、売却価格の目安を確認する。
2.周辺の相場価格
近隣の家と同じような条件の家がいくらで売られているのかを調べ
相場を参考にする。
3.家の特徴
広さ・間取り・設備の状態などの物件の特徴が価格に影響します。
価格設定で失敗しがちなこと
・高すぎる価格設定
買手が見つからず、最終的に値下げが必要になることが多い。
・安すぎる価格設定
安く設定しすぎて損をする可能性がある。「売れない物件」とみなされてしまうことも。
・周辺相場と比較しない
近隣相場を無視して価格を決めると検索にひっかからずユーザーの目に留まりません。
・市場のタイミングを見誤る
市場が冷えている時期に売り出すより、活発な時期を見計らって売り出す方が
早く売却できます。
・頻繁に価格を変更する
「売れない物件」「訳アリ物件」という印象を持たれます。
売却のタイミングと交渉術
売りやすいタイミングを選ぶことで、家の売却がスムーズに進みます。
次の時期が売りやすい時期と言われます。
・春と秋(引越シーズン)
買手が多くなるため売れやすい時期となります。
・冬(閑散期)
競合が少なく、価格競争を有利に進めることができます。
・金利の影響
住宅ローンの金利が低いと買手が増えます。
不動産売買では価格交渉が避けられません。
最初の価格に余裕を持たせ、交渉の余地を残しておきましょう。
買手の希望や引っ越し時期など、事情を理解しそれに合わせた条件で
交渉を進めるとスムーズに話が進みます。