
【新潟市東区中山・中古住宅の売却事例】相続後10年間空き家だった実家を解体せずに売却できた理由
「古い実家だから、解体しないと売れないのでは?」
「駐車場が1台しかないから、売却は難しい?」
「内見はあるのに決まらない。価格を下げるしかないのかな……」
新潟市で中古住宅や相続した実家、空き家の売却を考えていると、こうした不安を感じる方も少なくありません。
こんにちは。
新潟の不動産売買専門店「にいがたの不動産」の中村です!
このブログは音声でもお楽しみいただけます。
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今回ご紹介するのは、新潟市東区中山の中古住宅を、解体せずに売却できた事例です。
売主様が相続してから約10年間、空き家のまま大切に管理されてきた思い出のある実家。
建物の状態は比較的良好でしたが、駐車場のサイズはコンパクトカー1台程度。
新潟では駐車場2台以上を希望される方も多く、実際に内見は入るものの、なかなか成約には至りませんでした。
そこで、「この家を必要としているのは、どんな人なのか?」を考えながら販売方法を見直していきました。
その結果、約2か月で売却に成功。
売主様が希望されていたとおり、建物を解体せず、そのまま住まいとして引き継いでくれる買主様と出会うことができました。
それでは、売却までの経緯をご紹介します。
物件概要

| 項目 | 内容 |
| 所在地 | 新潟市東区中山 |
| 敷地面積 | 208.73㎡(約63坪) |
| 延床面積 | 136.52㎡(約41坪) |
| 建築年・間取り | 1999年築 / 5SLDK |
| 駐車台数 | 1台 シャッター付きガレージ |
| ご希望の売却方法 | 解体せずに売却したい |
相続してから約10年間、大切に管理されてきた新潟市東区の実家

今回売却をお任せいただいたのは、新潟市東区中山にある中古住宅です。
売主様が相続されてから約10年間、空き家として管理されていました。
思い出の詰まった実家だからこそ、簡単に手放す気持ちにはなれません。
一方で、空き家を所有し続ければ、定期的な管理も必要になります。
「そろそろ整理しようか」
そう考え、今回、売却を決断されました。
建物は築年数が経過していましたが、売主様がこれまで丁寧に扱い、きちんと維持・管理されてきたこともあり、比較的良好な状態でした。
庭には立派な植栽や石があり、風情のある佇まいでした。シャッター付きのガレージも特徴です。
「できれば解体せず、この建物を使ってくださる方に引き継いでほしい」
現地に行き、この家を見た時に、私たちも売主様と同じ想いになりました。
新潟市東区の中古住宅|内見はあるのに、なかなか売れない理由

販売開始後の内覧は合計5件。しかし、なかなか成約には至りません。
ある方は、「リフォームと駐車場整備まで考えると予算が合わない」という理由で見送り。
別の方からは、「車の出入りが毎日のストレスになりそう」という声がありました。
また、同じエリアに、より条件の良い物件が出たことで、そちらを購入された方もいらっしゃいました。
こうした内見者様の反応は、売却活動では大切な情報です。
「なぜ見送られたのか」を掘り下げていくことで、物件の本当の強みと弱みが分かってきます。
改善できるところはないか?まだ本当のお客様に届いていないのではないか?
私たちは、試行錯誤を繰り返しました。
中古住宅売却の大きな弱点は「駐車場1台」だった

今回の物件で、大きな弱点となったのが駐車場です。
新潟市では車を日常的に使うご家庭も多く、実際に現在販売されている東区中山の中古戸建てでも、駐車2台以上や3台可能といった条件が大きくアピールされています。
この物件にもシャッター付きのガレージはありました。
ただし、駐車できるのはコンパクトカー程度で1台のみ。
さらに、幹線道路から敷地へ入る際に少し入りづらさもありました。
実際、内覧されたほぼすべてのお客様から、「毎日の車の出し入れが少しストレスになりそう」という声がありました。
そのため駐車場を増やすため、庭をつぶすことも検討したのですが・・・。
庭には立派な植栽や石があります。
駐車場を新設するためには、植栽や石の撤去、造成工事、外構工事などが必要となり、概算で300万円前後の費用がかかる可能性がありました。
土地として売却する場合には、建物の解体費用も必要になります。
新潟市東区中山という立地と建物の魅力

物件の魅力は、新潟市東区中山という立地です。
スーパーなどの生活利便性や新潟駅方面へのアクセス、住宅地としての環境など整っている人気のエリアにこの物件はありました。
また、土地は約63坪。建物は約41坪、5SLDK。
南北が道路に接していて、近隣住宅との距離感にゆとりがある敷地の形状も大きな魅力です。
そこで私たちは、
「この物件は、土地として売却するよりも、中古住宅として販売しよう」と判断しました。
中古住宅が売れないとき、すぐに価格を下げる必要はある?

内見しても決まらない。それが続くと、「価格を下げるしかないのかな」と思ってしまいがちです。
しかし私たちは、「まだ、この物件の価値を十分に届け切れていないのではないか」と考えました。
そこで、価格を下げる前にできることを一つずつ試してみることにしました。
その一つが、「リフォーム見積承ります」という形で販売し、購入後にかかる費用を分かりやすくすることでした。
中古住宅を購入する方にとって、「買ったあと、いくらかかるのか?」という不安は大きなものです。
そこで今回は、リフォームのお見積りもできるようにして販売しました。
購入価格だけではなく、
- ・リフォーム費用
- ・駐車場を増設する場合の費用
- ・将来的に修繕が必要になりそうな箇所
など、購入後に必要となる費用をできるだけ具体的にイメージできるようにしました。
「この家を購入して、自分たちの暮らしに合わせて整えていく」
という選択肢を考えてもらえるようにしたのです。
県外の買主様に届いた

最終的に購入されたのは、東京にお住まいの女性でした。
将来は新潟へ戻り、お母様と一緒に暮らすための住まいを探していたそうです。
買主様の希望されていた条件は、
- ・新潟市中央区から東区
- ・延床面積40坪前後
- ・1階にお母様の居室になる部屋がある
- ・駐車場1台
- ・庭付き
- ・リフォーム費用を含めて予算1,800万円程度
- ・駅への近さより、買い物などの暮らしやすさを重視
というものでした。
今回の買主様にとっては、駐車場は1台で十分でした。
駐車場2台を希望する方にとっては、駐車場1台は大きなマイナスポイントになります。
しかし、車を1台しか所有しない方にとっては、大きな問題ではありません。
庭も同じです。
「庭の手入れが大変」と感じる方がいる一方で、「庭のある家に住みたい」という方もいます。
当初は中央区も含めて物件を探されていましたが、弊社の広告や物件情報をご覧になり、
「東区中山って、こんなに暮らしやすい場所なんだ」と気づかれたそうです。
同じ物件でも、誰が見るかによって評価は変わります。
だからこそ、不動産売却では、「誰に売るか」を考えることが大切なのです。
中古住宅売却の決め手は「弱点をさらけ出す」情報開示

今回、もう一つ大きなポイントになったのが、情報を積極的に開示したことです。
買主様は東京にお住まいだったため、頻繁に新潟へ来ることが難しい状況でした。
そのため、メールやZoomも利用しながら対応しました。
お問い合わせの段階から、
「現時点で判明している不具合を知りたい」
「付帯設備表や物件状況報告書を事前に確認したい」
「ほかにどの程度検討している方がいるのか知りたい」
など、具体的なご質問をいただきました。
遠方から不動産を購入する場合、現地へ何度も足を運ぶことはできません。
そのため、できるだけ情報を先に開示し、不安を減らすことを心がけました。
もちろんこれは、新潟県内のお客様に対しても対応は変わりません。
良いところだけを伝えるのではなく、弱点も懸念材料も正直に伝える。
そのことが、買主様の安心につながったのだと思います。
「解体しないと売れない」と決めつける前に|空き家・実家売却で考えたいこと

今回の売却活動を通して、改めて感じたことがあります。
それは、
「古い家だから解体する」
「駐車場が少ないから価格を下げる」
と、最初から決めつける必要はないということです。
もちろん、物件によっては解体や価格調整が必要になるケースもあります。
しかし、その前に、
「この家を必要としている人はいないか?」
を考えてみる。
その家の弱点を無理に隠すのではなく、正直に伝える。
そして、その家でできる暮らしまで伝える。
今回の物件では、それが新しい買主様とのご縁につながりました。
【あとがき】実家売却でいただいた「これっきりって、寂しいな」という言葉

売主様とのご縁は、売主様のお勤め先が弊社のすぐご近所だったことから始まりました。
ふとしたご近所同士のつながりから、私たちに大切な不動産の販売を任せてくださることになったのです。
印象に残っているのは、売主様のあたたかいお人柄です。
「高く売れれば、それでいい」という姿勢は一切ありませんでした。
常に、「次にここに住んでくれる人が、気持ちよく暮らせるように」と、まだ見ぬ買主様のことを気遣っていらっしゃいました。
そして迎えた、決済・お引き渡しの日。
すべての手続きが無事に終わったその時、売主様が笑顔まじりに、ポツリとこうおっしゃいました。
「富澤さんとこれっきりって、なんか寂しいな」
その一言を聞いた瞬間、胸が熱くなりました。
これほど不動産屋冥利に尽きる、最高の褒め言葉はありません。
不動産の売却は、人生の中でも指折りの大きなイベントです。
不安も大きく、時には決断に迷い、家族の歴史と向き合う、エネルギーのいる道のりでもあります。
私たちは、売主様と同じ舟に乗って、荒波を一緒に越えていく「パートナー」でありたい。
そう考えています。
大切な節目を私たちに託し、最後まで信じて並走してくださった売主様へ。
心からの感謝を込めて。
新潟市東区で中古住宅・相続した実家・空き家の売却をお考えの方へ

今回の事例のように、物件の「弱点」が、買主様にとって魅力になることがあります。
解体や大幅な価格変更を決める前に、「この家を、必要としている人はいないか?」を考えてみることが大切です。
物件を必要としている人に、きちんと情報を届けること。
良いところだけではなく、弱点も含めて物件のことを正直に伝えること。
それが、思いもよらないご縁につながることになるのです。
・新潟市東区中山をはじめ、
- ・相続した実家を売却したい
- ・空き家をどうするか悩んでいる
- ・古い中古住宅を解体せずに売却したい
- ・駐車場が少ないので売れるか心配
- ・中古住宅がなかなか売れず、価格を下げるか迷っている
という方は、ぜひ一度、私たち㈱地産地消にご相談ください。
あなたの不動産を必要としている人を、一緒に探しましょう。


