
【心のすき】「儲かりますよ」の裏側にある、新潟の不動産投資トラブル

こんにちは。
新潟の不動産売買専門店「にいがたの不動産 地産地消」の中村です。
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先日、ある一本の電話がかかってきました。
受話器の向こうの声は、少し疲れた様子でこう言いました。
「東京の不動産会社に『新潟駅から近くていい場所だから』と言われて買った土地があるんです。もう、損してもいいから処分したくて……」
詳しくお話を伺うと、場所は新潟駅から徒歩15分圏内。
一見すると、かなりの好立地に思えます。 しかし、致命的な問題がありました。
その土地は、「接道(せつどう)していない」、つまり道路に面していない土地だったのです。
そのため何年も手をつけず、そのまま放置されているとのことでした。
点と点がつながる瞬間

このお話を聞いたとき、私の頭の中でいくつかの点がつながりました。
実は最近、東京の業者から、うちの事務所にもよくFAXやメールが届くのです。
そこには決まって、こう書かれています。
「接道義務を果たしていない不動産でも、喜んで買い取ります!」
……なるほど、そういうことか、と腑に落ちました。
こうして地方の「訳あり物件」を安く買い叩き、あるいはお金をもらって、取得し、また次の「東京の投資家」へ、「駅近の優良物件ですよ」と言葉巧みに売っていくわけです。
接道していない(再建築不可)の上の建物は、重機が入れなかったり、壊してしまうと二度と建て替えられなかったりして、本当に身動きが取れなくなりますよね。
買った側にとっては「処分に困るお荷物」になってしまう典型例です。
詐欺師が一番嫌う人間

人間は、どうしても「儲け話」に弱い生き物です。
「ここだけの話」「今買えば将来価値が上がる」そんな甘い言葉を聞くと、ついつい心が動いてしまいます。
悪徳な業者は、まさにその「心のすき」を執拗に狙ってきます。
よく言われる言葉ですが、本当にその通りだと思います。
詐欺師は、欲のない人間が嫌い。 なぜなら、絶対に騙されないから。
「もっと得をしたい」「楽して稼ぎたい」という小さな欲のすき間に、彼らはするりと入り込んできます。
地方の不動産を、地方の目で守る

東京のきらびやかなオフィスから、地方の土地勘のない投資家へ売られる不動産。
買った本人は現地を見ることすらなく、後になって「騙された」「処分したい」と頭を抱える。誰も幸せにならない循環が、そこにはあります。
不動産に限らず、世の中の「うまい話」には必ず裏があります。
まずは自分自身の心に「すき」を作らないこと。
そして、もし迷ったら、遠くの業者ではなく、地元の信頼できる人にまずは相談すること。
そんな基本の大切さを、改めて深く考えさせられる苦いお電話でした。 みなさんも、甘い誘い文句にはくれぐれもお気をつけくださいね。



