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新潟市の不動産会社比較で売却額に数百万の差!?後悔しない「8つの見極め術」

不動産売却

富澤 法和

筆者 富澤 法和

不動産キャリア7年

にいがたの不動産は新潟の富動産を目指します!
私たちは「負動産」という言葉が好きではありません。
にいがたの不動産を通して不動産を売るも買うも「富動産」であってほしいと願っています。



「家を売りたいけど、どこの不動産会社に頼めばいいの?」

「不動産会社って、どこも同じじゃないの?」

「比較が大事って聞くけど、具体的に何をどう比べればいいんだろう…」

 

不動産の売却を考え始めたとき、多くの方が直面するのが「不動産会社選び」という大きな壁です。

 

大切な資産である不動産を、できるだけ良い条件で、スムーズに売却するためには、信頼できる不動産会社をパートナーに選ぶことが何よりも重要になります。

 

そして、その最適なパートナーを見つけ出すために不可欠なのが、「不動産会社の比較」です。

 

この記事では、「不動産会社 比較」で検索されたあなたが、「比較は本当に重要だよね!そして、具体的な比較の仕方がよくわかった!」と心から納得し、自信を持って不動産会社選びを進められるように、不動産会社を比較する具体的なポイントから、比較検討の流れ、さらには注意すべき会社の特徴まで、徹底的に解説していきます。

 

この記事を読めば、あなたも不動産売却成功への第一歩を力強く踏み出せるはずです。


さあ、一緒に見ていきましょう!


 

 

なぜ不動産会社の比較が「超」重要なのか?後悔しないための3つの理由


 


「不動産会社なんて、どこに頼んでも大体同じでしょ?」


もしあなたがそう思っているとしたら、それは大きな誤解かもしれません。

不動産会社の比較は、あなたの不動産売却が成功するかどうかを左右する、非常に重要なプロセスなのです。

 

その理由を3つのポイントから見ていきましょう。

 

■理由1:売却価格が数百万円変わることも!「査定額」の比較

 

不動産会社に売却を相談すると、まず行われるのが「査定」です。

これは、「この物件なら、これくらいの価格で売れそうだ」という見込み額を算出するものですが、この査定額は、依頼する不動産会社によって、時には数百万円単位で異なることがあります。

 

「え、そんなに違うの!?」と驚かれるかもしれませんね。

 

査定額が異なる主な理由は以下の通りです。

 

♢評価方法の違い

 

各社が持つデータや、物件のどの特徴を重視するかによって評価が変わります。

 

♢販売戦略の違い

 

早期売却を目指すか、高値売却を目指すかなど、会社の方針によって価格設定の考え方が異なります。

 

♢得意分野の違い

 

特定のエリアや物件種別に強い会社は、その分野での適正価格をより正確に把握しています。

 

もちろん、査定額が高ければ高いほど良いというわけではありません。

根拠の薄い高すぎる査定額は、結局売れ残りにつながるリスクもあります。

 

逆に、安すぎる査定額では、本来得られたはずの利益を逃してしまうかもしれません。

 

だからこそ、複数の会社に査定を依頼し、提示された査定額とその根拠をしっかりと比較することが、適正な売却価格を見極めるための第一歩となるのです。

 

「なるほど、査定額一つとっても、比較しないと損する可能性があるんだな」と感じていただけたでしょうか。

 

■理由2:得意な物件・エリアが違う!「専門性」と「実績」の比較

 

不動産会社には、それぞれ得意とする物件種別(マンション、一戸建て、土地など)や、得意なエリアがあります。

 

♢大手不動産会社

 

広範なネットワークと豊富な情報量、ブランド力が強みです。全国展開しているため、広域からの集客も期待できます。

ただし、担当者が頻繁に変わる可能性や、画一的な対応になる場合も考えられます。

 

♢中小・地域密着型不動産会社

 

特定のエリアに特化し、地元の情報や独自のネットワークに強いのが特徴です。

きめ細やかな対応や、地域特有の事情を理解した販売戦略が期待できます。

ただし、広告力や集客範囲では大手に劣る場合もあります。

 

あなたが売却したい物件がマンションなのか、一戸建てなのか、土地なのか。

そして、その物件がどのエリアにあるのか。

それによって、最適な不動産会社は変わってきます。

 

例えば、都心部のタワーマンション売却に強い会社もあれば、郊外の土地売却に特化したノウハウを持つ会社もあるのです。

 

売却したい物件種別やエリアでの販売実績を比較することで、その会社が本当にあなたの物件売却を得意としているのかを見極めることができます。

 

「確かに、自分の物件に合った専門性を持つ会社を見つけることが重要だよね!」と、納得いただけたのではないでしょうか。

 

■理由3:売却活動を左右する!「担当者」との相性と「販売戦略」の比較

 

不動産売却は、多くの場合、数ヶ月にわたる長丁場となります。

その間、二人三脚で売却活動を進めていくのが、不動産会社の「担当者」です。

担当者の知識、経験、熱意、そしてあなたとの相性は、売却活動の質や精神的な負担を大きく左右します。

 

さらに、担当者が提案する「販売戦略」も非常に重要です。

 

・どのような広告媒体を使って買主を探すのか?(不動産ポータルサイト、自社ホームページ、チラシ、オープンハウスなど)

・不動産流通標準情報システム(レインズ)への登録は適切に行われるのか?(売主にとって不利な「囲い込み」をしないか)

・どのようなターゲット層にアピールするのか?

・内覧希望者への対応はどうするのか?

 

これらの販売戦略は、売却のスピードや価格に直結します。

複数の会社から提案される販売戦略を比較し、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、最も納得できる戦略を提示してくれた会社を選ぶことが大切です。

 

「なるほど、担当者との相性や、どんな風に売ってくれるのかっていう戦略も、会社によって違うから比較しないといけないんだな」と、その重要性をご理解いただけたはずです。

 


比較の準備運動!情報収集と3つの心構え


 


本格的に不動産会社を比較し始める前に、いくつか準備しておきたいことと、比較検討を進める上での心構えがあります。

これを押さえておけば、比較がスムーズに進み、より良い判断ができるようになります。

 

■ステップ1:まずは自分の物件情報を整理しよう

 

不動産会社に査定を依頼したり、相談したりする際には、ご自身の物件情報を正確に伝える必要があります。以下の情報を事前に整理しておきましょう。

 

・物件の所在地(住所、マンション名・部屋番号など)

・物件の種類(マンション、一戸建て、土地など)

・面積(専有面積、土地面積、建物面積など)

・間取り

・築年数

・購入時の価格や時期(覚えていれば)

・リフォーム履歴(もしあれば)

・住宅ローンの残債(もしあれば)

・売却希望時期や希望価格(大まかでOK

・物件のアピールポイント(例:日当たりが良い、駅に近い、眺望が良いなど)

・物件の気になる点(例:雨漏りしたことがある、設備が古いなど)

 

これらの情報は、登記済権利証(または登記識別情報通知書)、固定資産税の納税通知書、購入時のパンフレットや契約書などで確認できます。

 

正確な情報提供は、より精度の高い査定や的確なアドバイスにつながります。

「うん、まずは自分のことを知らないと始まらないよね」というわけです。

 

■ステップ2:何社くらい比較するのがベスト?

 

「たくさんの会社を比較した方がいいの?」と疑問に思うかもしれません。

一般的に、不動産会社を比較する際は、34社程度に査定を依頼するのが良いとされています。

 

12社だけだと…

 

提示された査定額や提案内容が適切なのか判断しにくく、比較検討の材料が不足します。

 

5社以上だと…

 

各社とのやり取りや情報整理に手間と時間がかかりすぎ、かえって混乱してしまう可能性があります。

 

34社であれば、それぞれの会社の特徴や提案をじっくり比較でき、かつ負担も大きすぎないバランスの良い数と言えるでしょう。

 

「なるほど、多すぎても少なすぎてもダメなんだな」と、目安を掴んでいただけたでしょうか。

 

■ステップ3:査定依頼の方法を知る(個別依頼 vs 一括査定サイト)

 

不動産会社に査定を依頼する方法は、主に2つあります。

 

1. 個別依頼

 

自分で不動産会社を探し(インターネット検索、知人の紹介、近所の看板など)、1社ずつ個別に連絡を取って査定を依頼する方法です。

 

メリット:

自分のペースで進められる。事前に会社の評判などを調べてから依頼できる。

 

デメリット:

複数の会社に依頼する場合、手間と時間がかかる。

 

2. 一括査定サイト

 

インターネット上で物件情報や連絡先などを一度入力するだけで、複数の不動産会社にまとめて査定を依頼できるサービスです。

 

メリット:

手軽に複数の会社から査定結果や連絡をもらえる。自分では見つけにくい地域の優良企業に出会える可能性もある。

 

デメリット:

多くの会社から一斉に連絡が来るため、対応が煩雑になることがある。査定の質にばらつきがある場合もある(機械的な査定結果のみの場合も)。

 

どちらの方法が良いかは一概には言えませんが、一括査定サイトを利用する場合でも、最終的には各社の担当者と直接会って話を聞き、比較検討することが重要です。

 

「ふむふむ、便利なツールもあるけど、最後は自分の目で確かめるのが大事なんだな」という点を押さえておきましょう。

 

■心構え:冷静な判断・焦らない・記録を取る

 

不動産会社を比較する際には、以下の3つの心構えを持つことが大切です。

 

1. 冷静な判断を心がける

 

査定額の高さだけに惑わされず、その根拠や担当者の対応、販売戦略などを総合的に見て判断しましょう。

 

2. 焦らないこと

 

不動産売却は大きな決断です。すぐに1社に決めず、じっくりと比較検討する時間を持ちましょう。

 

3. 記録を取ること

 

各社の査定額、提案内容、担当者の印象などをメモしておくと、後で比較する際に役立ちます。比較表などを作成するのも良いでしょう。

 

この心構えがあれば、情報に振り回されることなく、自分にとって最適な不動産会社を選びやすくなります。



 

【実践編】不動産会社を比較する具体的な8つのチェックポイント


 

さあ、いよいよ不動産会社を具体的に比較していくステップです。

 

「比較は重要だよね!」というあなたの気持ちに応えるべく、ここでは特に注目すべき8つのチェックポイントを詳しく解説します。

 

これらを一つ一つ確認していくことで、「比較の仕方がわかってよかった!」と実感できるはずです。

 

■ポイント1:査定価格と「その根拠」の妥当性

 

♢チェック内容

 

・提示された査定価格はいくらか?

・その価格は、周辺の類似物件の成約事例や市場動向と比べて妥当か?

・査定価格の算出根拠について、明確で納得のいく説明があるか?(「取引事例比較法」でどの事例を参考に、どのように補正したかなど)

・単に高いだけでなく、現実的に売却が見込める価格か?

・査定報告書の内容は具体的で、データに基づいているか?

 

♢なぜ重要か?

 

査定価格は売却の第一歩ですが、根拠のない高すぎる査定は売れ残りの原因に、安すぎる査定は損につながります。「なぜこの価格なのか」をしっかり理解することが重要です。

 

♢「なるほど!」ポイント

 

単に「〇〇万円です」だけでなく、「近隣のA物件が△ヶ月前に□□万円で成約しており、お客様の物件は駅からの距離が近いので+〇万円、ただし築年数がやや古いので-〇万円、よってこの価格です」といった具体的な説明があるかを確認しましょう。

 

■ポイント2:会社の規模・特徴と「売却実績」

 

♢チェック内容

 

・会社の規模は大手か、地域密着型か?それぞれのメリット・デメリットを理解しているか

・あなたの物件種別(マンション、戸建て、土地)の売却を得意としているか?

・あなたの物件があるエリアでの販売実績は豊富か?(具体的な成約件数や平均売却期間など)

・会社のウェブサイトやパンフレットで、得意分野や実績が明示されているか?

 

♢なぜ重要か?

 

会社の規模や特徴によって、販売戦略や得意な分野が異なります。

また、実績はその会社の「実力」を示す重要な指標です。

あなたの物件と相性の良い会社を選ぶことが成功の鍵です。

 

♢「なるほど!」ポイント

 

「弊社はこのエリアのマンション売却では過去1年で〇〇件の実績があり、平均△ヶ月で成約しています」といった具体的な実績データを示してくれるかどうかが一つの目安です。

 

■ポイント3:「担当者」の知識・経験・熱意・相性

 

♢チェック内容

 

・担当者は不動産取引に関する専門知識(法律、税金、市場動向など)が豊富か?

・あなたの物件やエリアについて詳しいか?

・あなたの質問に対して、的確で分かりやすい説明をしてくれるか?

・売却に対する熱意や意欲が感じられるか?

・言葉遣いや態度は丁寧で、信頼できる人物だと感じられるか?

・コミュニケーションはスムーズで、相性が良いと感じられるか?

・レスポンス(連絡の返信など)は早いか?

 

♢なぜ重要か?

 

担当者は売却活動のパートナーです。知識や経験はもちろん、あなたと良好なコミュニケーションが取れ、信頼関係を築けるかどうかが、ストレスなく売却を進めるために非常に重要です。

 

♢「なるほど!」ポイント

 

専門用語を多用せず、素人にも理解できるように平易な言葉で説明してくれるか。

あなたの不安や希望を親身に聞いてくれるか。

そういった姿勢から、担当者の質や相性が見えてきます。

 

■ポイント4:「販売活動」の計画と戦略の具体性

 

♢チェック内容

 

どのような広告媒体を使って販売活動を行うか具体的に説明があるか?

(例:SUUMOHOME'Sなどの大手ポータルサイト、自社HP、新聞折込チラシ、ポスティング、オープンハウスの開催など)

 

☆不動産流通標準情報システム(レインズ)への登録はいつ、どのように行うか?

(※囲い込みをしないか確認)

 

☆ターゲットとする買主層はどのような層か?その層に響くアピールポイントは何か?

 

☆内覧希望者への対応方法や、売主としての準備についてアドバイスはあるか?

 

☆売却までの想定スケジュール(販売開始から成約までの期間の目安)は示されるか?

 

☆売却活動の進捗状況は、どのくらいの頻度で、どのような方法で報告してくれるか?(報告義務)

 

♢なぜ重要か?

 

効果的な販売活動が行われなければ、どんなに良い物件でもなかなか売れません。

具体的な計画と、あなたの物件に合った戦略を提示してくれる会社を選びましょう。

 

♢「なるほど!」ポイント

 

「レインズには登録しますが、自社のお客様を優先します」といった「囲い込み」を示唆するような発言がないか注意しましょう。

売主の利益を最大化するために、広く情報を公開する姿勢が重要です。

 

■ポイント5:仲介手数料とその他の「費用」

 

♢チェック内容

 

☆仲介手数料の金額と計算根拠は明確か?

(宅地建物取引業法で上限が定められています:売買価格400万円超の場合、売買価格×3%6万円+消費税)

 

☆仲介手数料の値引き交渉の余地はあるか?(ある場合、どのような条件か)

 

☆仲介手数料以外に、売主が負担する可能性のある費用

(広告費用、測量費用、解体費用など)について説明があるか?

 

☆それらの費用が発生する場合、どのようなケースで、いくらくらいかかるのか目安を示してくれるか?

 

♢なぜ重要か?

 

仲介手数料は売却にかかる大きな費用の一つです。

上限額や計算方法を正しく理解し、不明瞭な費用請求がないか確認することが大切です。

 

♢「なるほど!」ポイント

 

仲介手数料は成功報酬なので、売買契約が成立しなければ支払う必要はありません。

特別な広告を依頼しない限り、通常の広告費用は仲介手数料に含まれているのが一般的です。

別途請求される場合は、その内容と効果をしっかり確認しましょう。

 

■ポイント6:「媒介契約」の種類と条件の理解

 

♢チェック内容

 

☆媒介契約の種類(一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約)について、それぞれの特徴、メリット・デメリットを分かりやすく説明してくれるか?

 

☆あなたの状況や希望に合わせて、どの契約種類が適切か提案してくれるか?

 

☆契約期間は何ヶ月か?(通常は3ヶ月以内)

 

☆売却活動の報告義務の頻度や方法は?(専任・専属専任媒介の場合、法律で定められています)

 

☆自己発見取引(売主が自分で買主を見つけること)は可能か?

(一般媒介・専任媒介では可能、専属専任媒介では不可)

 

☆契約解除に関する条件は明確か?

 

♢なぜ重要か?

 

媒介契約は不動産会社との正式な約束事です。

契約内容を理解しないまま締結すると、後で「こんなはずじゃなかった」というトラブルになりかねません。

 

♢「なるほど!」ポイント

 

例えば、複数の会社に並行して依頼したい場合は「一般媒介」、1社に絞って積極的に販売活動をしてもらいたい場合は「専任媒介」または「専属専任媒介」といったように、自分の希望に合った契約形態を選ぶことが重要です。

それぞれの義務や権利をしっかり説明してくれる会社を選びましょう。

 

■ポイント7:会社の「口コミ・評判」

 

♢チェック内容

 

☆インターネット上の口コミサイトやSNSなどで、その会社や担当者に関する評判はどうなっているか?

 

☆良い口コミだけでなく、悪い口コミもあれば、その内容を確認する。

 

☆可能であれば、実際にその会社を利用して不動産売却をした知人などがいれば、直接話を聞いてみる。

 

♢なぜ重要か?

 

実際に利用した人の声は、会社の対応やサービスの実態を知る上で参考になります。

ただし、ネット上の情報は主観的な意見も多いため、鵜呑みにしすぎず、あくまで参考程度に留めることが大切です。

 

♢「なるほど!」ポイント

 

特定の担当者名が挙がっている口コミは、より具体的な参考情報になることがあります。

ただし、匿名性の高いネット情報は、あくまで一つの判断材料として捉え、最終的には自分自身で担当者と接して判断することが重要です。

 

■ポイント8:「付帯サービス」やアフターフォローの有無

 

♢チェック内容

 

☆売却を有利に進めるための付帯サービス(例:ホームステージング、専門家による物件調査、買取保証、瑕疵保険の提案など)はあるか?

 

☆それらのサービスは有料か無料か、利用条件は何か?

 

☆売却後の税務相談や確定申告のサポートなど、アフターフォローはあるか?

 

♢なぜ重要か?

 

これらのサービスは、売却価格の向上や、売却後の安心につながる場合があります。

必須ではありませんが、会社選びの一つの比較材料にはなります。

 

♢「なるほど!」ポイント

 

「買取保証」は、一定期間売れなかった場合に不動産会社が買い取ってくれる制度ですが、買取価格は市場価格より低くなるのが一般的です。

メリット・デメリットをよく理解して検討しましょう。

 

これらの8つのポイントをしっかりチェックすれば、「どの会社が自分に合っているのか」「何を基準に選べばいいのか」が明確になり、「比較の仕方がわかってよかった!」と実感できるはずです。

 


比較検討から契約までのスムーズな流れと注意点



 

複数の不動産会社から査定結果や提案が出揃ったら、いよいよ本格的な比較検討と契約先の選定です。

ここでは、その流れと注意点を解説します。

 

■面談時の質問リスト準備と「同じ土俵」での比較

 

各社の担当者と面談する際には、事前に聞きたいことをまとめた「質問リスト」を準備しておくと、聞き漏らしを防ぎ、効率的に情報を収集できます。

そして、全ての会社に対して同じ質問をし、同じ情報を提供することで、各社の対応や提案を「同じ土俵」で比較できるようになります。

 

<質問リストの例>

 

・査定価格の具体的な算出根拠は?

・このエリア/物件種別の販売実績は?

・どのような販売活動を計画していますか?(広告媒体、頻度など)

・レインズへの登録方針は?(囲い込みはしませんか?)

・売却までのおおよその期間は?

・仲介手数料とその他にかかる費用は?

・媒介契約の種類とそれぞれの特徴は? おすすめは?

・売却活動の報告はどのように行われますか?

・貴社の強みは何ですか?

 

「なるほど、事前に準備して、同じ条件で比べることが公平な比較のコツなんだな」と、具体的なアクションが見えてきたのではないでしょうか。

 

■比較表の作成で情報を「見える化」

 

複数の会社から得た情報を整理するために、「比較表」を作成することを強くおすすめします。

エクセルや手書きのノートで構いません。8つのチェックポイントを項目にし、各社の情報を記入していくことで、それぞれの強みや弱みが一目で分かり、「見える化」できます。

 

 



このように一覧にすることで、感情的な印象だけでなく、客観的なデータに基づいて比較検討できるようになります。

 

■断り方のマナーと選び方の最終判断基準

 

比較検討の結果、残念ながらお断りする会社も出てきます。

その際は、できるだけ早く、正直に、そして感謝の気持ちを込めて断りの連絡を入れましょう。

メールでも電話でも構いませんが、丁寧な対応を心がけるのがマナーです。

理由を簡単に添えると、相手も納得しやすいでしょう(例:「今回は他の会社様にお願いすることにしましたが、丁寧なご提案ありがとうございました」など)。

 

そして、最終的に1社を選ぶ際の判断基準は、査定額の高さだけではありません。

 

・信頼できる担当者か?(コミュニケーション、知識、熱意)

・納得できる販売戦略か?(あなたの物件に合っているか)

・査定価格とその根拠は妥当か?

・安心して任せられる会社か?(実績、評判、契約内容)

 

これらの要素を総合的に判断し、「この会社(担当者)となら、安心して売却活動を進められそうだ」と心から思えるパートナーを選びましょう。

 

■媒介契約締結時の最終確認ポイント

 

契約する会社が決まったら、いよいよ媒介契約の締結です。

契約書に署名・捺印する前に、以下の点を最終確認しましょう。

 

・契約の種類(一般、専任、専属専任)

・契約期間

・仲介手数料の金額と支払い時期

・売却活動の報告義務の内容と頻度

・レインズへの登録日

・契約解除に関する条項

 

不明な点や疑問点は、遠慮なく担当者に質問し、全てクリアにしてから契約に進むことが大切です。

 


こんな会社には要注意!避けるべき不動産会社7つの特徴


 


残念ながら、中には売主の利益よりも自社の利益を優先するような不動産会社も存在します。

ここでは、注意すべき不動産会社の特徴を7つご紹介します。

これらの特徴に当てはまる場合は、慎重な判断が必要です。

 

■特徴1:根拠のない高すぎる査定額を提示する

 

媒介契約を取りたいがために、明らかに相場からかけ離れた高い査定額を提示し、売主の期待を煽る会社。

結局売れずに何度も値下げを提案される可能性があります。

 

■特徴2:契約をやたらと急がせる、強引な営業

 

「今決めないと損しますよ」「キャンペーンは今日までです」などと契約を急かしたり、こちらの疑問や不安に耳を貸さずに強引に話を進めたりする会社。

 

■特徴3:質問への回答が曖昧、説明が不十分

 

専門用語ばかりで分かりにくい説明をしたり、こちらの質問に対してはぐらかしたり、具体的な根拠を示さずに「大丈夫です」「任せてください」と繰り返したりする会社。

 

■特徴4:不利な情報を隠そうとする(囲い込みなど)

 

自社で買主を見つけたいがために、レインズへの登録を渋ったり、他の不動産会社からの問い合わせを断ったりする「囲い込み」行為を示唆する会社。

これは売主の売却機会を損失させる行為です。

 

■特徴5:担当者のレスポンスが極端に遅い、態度が悪い

 

問い合わせや連絡に対する返信が異常に遅かったり、約束を守らなかったり、言葉遣いや態度が悪かったりする担当者がいる会社。

 

■特徴6:宅地建物取引業の免許がない、または行政処分歴がある

 

不動産取引を行うには、宅地建物取引業の免許が必要です。

免許番号は事務所の見やすい場所や会社のウェブサイトに掲示されています。

また、過去に行政処分(業務停止など)を受けたことがある会社も注意が必要です(国土交通省ネガティブ情報等検索システムで確認可能)。

 

■特徴7:媒介契約の内容をしっかり説明しない

 

媒介契約書の内容や、それぞれの契約種類のメリット・デメリットについて十分な説明がないまま、署名・捺印を求める会社。

 

「うわ、こんな会社もあるんだ…気をつけよう」と思っていただけたでしょうか。

これらの特徴を事前に知っておくことで、悪質な会社を避ける一助となります。

 


まとめ:賢い比較で最高のパートナーを見つけ、納得の不動産売却を!


 


不動産売却における不動産会社の比較は、時間も手間もかかる作業かもしれません。


しかし、この記事を通して、その重要性と具体的な比較方法、そして比較を通じて得られるものの大きさを、ご理解いただけたのではないでしょうか。

 

不動産会社を比較することは、単に査定額を比べるだけではありません。

 

♢あなたの物件の適正な価値を多角的に知ることができます。

♢それぞれの会社の強みや販売戦略の違いを理解できます。

 

そして何よりも、あなたの不動産売却を心からサポートしてくれる信頼できる担当者と出会うチャンスが広がります。

 

「比較は重要だよね!比較の仕方がわかってよかった」――。

 

そう感じていただけたなら、これほど嬉しいことはありません。

焦らず、冷静に、そしてこの記事でご紹介した比較ポイントを参考に、あなたにとって最高のパートナーを見つけ出してください。

 

賢い不動産会社比較は、納得のいく不動産売却への最も確実な道しるべです。

あなたの不動産売却が成功することを心から応援しています!



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