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2年前の
熱海土砂崩れについてです。
熱海土石流 現場で発見の骨は不明者のものと確認 犠牲は28人に
この災害は
天災なのか?
人災なのか?
私は人災だと思っています。
宅地造成等規制法という法律があるんです。
そもそも宅地造成等規制法って何?
ということですが、
がけ崩れ・土砂の流出等を防止する法律です。
「じゃあ、その宅地造成等規制法っていう法律を破ったってことか?」
いや、法律は守っているんです。
「じゃあ法律を守ったんであれば
人災じゃないでしょ?」
当時の新聞記事を引用しながらご説明しますね。
引用元:読売新聞
今回の土砂崩れの原因は、
残土と言われている余った砂を
山の上に持って行っていたことだと書かれています。
「じゃあ、残土を山の上に持って行ったことが
法律違反だったの?」
この宅地造成規制法という法律は文字通り、
「宅地」についての規制法なんです。
残土を持っていった山の上は、
「宅地」じゃないんです。
残土を捨てても法律的に問題のないところ。
でも残土を繰り返し捨てることで、
どんどん土が盛られていく。
それを「盛土」と言います。
盛土はとても危険です。
「雨降って地固まる」ってことわざがありますが、
かなりの時間が経過しないと地が固まらないんです。
宅地造成等規制法の中に
盛土ついての規制があります。
たった高さ1mを超える盛土でも、
都道府県知事に許可が必要になるくらい厳しい法律なんです。
でも山の上は宅地造成等規制法の対象外。
それは宅地じゃないから。
山の上は宅地じゃないけど、
その山の下には宅地がある・・・
「土砂は上から下へと流れる」
ということをふまえれば、
宅地造成等規制法を見直すか?
新たな法律が必要になるのではないか?
そう思いました。
死者28人という甚大な被害をもたらしているわけですから。
そんな観点から見ると、
想定外の大雨が降ったから今回の災害が起きた!
という天災ではなく、
宅地造成等規制法の運用の甘さが表面化してしまった!
ということになりますよね。
結論、今回の災害は人災なのではないか?
という結論になります。
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