突然ですが、ここで問題です。
あなたは2年お付き合いした男性とめでたく結婚することになり、
築30年木造2階建ての彼の実家で暮らすことに。
彼のご両親にも
「これから賑やかになるし、安心して暮らせるわ」
と喜ばれ、新しい生活にわくわくドキドキ。
せっかくだし、リフォームでもしましょうか?
しあわせな新生活に向けて、家族会議が始まったのでした。
「キッチンは、背の高いわたしには使いづらいみたい」
「よし、新しく入れ替えるか!」
「それなら、いっそのこと対面キッチンにしてみたらどうかしら?」
「和室をつぶしてリビングとつなげて広くしたいな」
「リビングに造作家具を作るっていうのもいいね!」
「誰かが洗面台を使っているとき、お風呂に入れないわ」
「洗面化粧台をもうひとつ入れようか?」
「脱衣場を広くして、扉を作ったらどうだ?」
「新しい風呂にしたいなあ・・・」
「寝室はダウンライトにしたい!」
「わしらの部屋は、トイレの近くにもってこようか?」
「今後のことを考えると、それもいいわね」
話し合いはとめどなく続きますが・・・。
実はリフォーム会議の中で、
リノベーションがチラホラ見え隠れしていました。
さて、
リフォームとリノベーションの違い、
分かりましたか?
\お気軽にご相談ください!/
リノベーションとは、リフォームの延長線上にあります。
【リフォーム】
既存の機能を改善することで原状回復させること
【リノベーション】
新しい機能を加え改良することで物件の価値を高めること
先ほどの家族は、
キッチンの流し台と
洗面化粧台を入れ替えしようとしていましたね。
これはリフォームになります。
対面キッチンにするために
流し台の配置を移動したり
和室とリビングをつなげて
広さをつくるなどすると、
間取りのレイアウトが変更になります。
これは、リノベーションになります。
リフォームとは、
住み慣れた家の雰囲気はそのままに、
古くなったものを新しくする工事です。
リノベーションとは、
既存の家に改良を加え、
住みやすさやデザイン性を上げることで
建物に今まで以上の価値をつける工事です。
このふたつは、
重なっている部分があるため
境界線が曖昧になりがちです。
施工の度合いに幅がありすぎるので、
違いが分かりにくいと感じるのかも知れませんね。
そんな理由があってか
国土交通省では既存建物の改良工事については、
「リフォーム」の呼び名で統一しています。
リフォームとリノベーションの内容を知れば、
中古物件がぐっと身近に感じるようになります。
市場で売りに出されている中古物件は、
①
リノベーション済み
②
リフォーム済み
③
現状引き渡し
どれかに当てはまります。
リノベーション済みの物件を選べば、
しばらくメンテナンスの心配なく暮らせそうです。
※物件ごとに施工内容が違うので購入前によく確認しましょう
リフォーム済みの物件を選べば、
住みながら段階的に、自分たち仕様にカスタマイズしていけます。
現状引き渡しの物件は
手を加えられていない分、価格を抑えて購入できます。
思い切ってフルリノベーションに挑戦することもできますね!
リフォームも、リノベーションも
デザイン・オリジナル性・設備のグレードなど
自分らしさを追求すればするほど、大きな資金が必要となります。
自分たちの暮らしには、何が必要か?
優先順位を明確にして、
メリハリのある資金計画をしていきたいですね。