
「1400万円、持ち逃げ状態です」――住宅メーカーのトラブルから学ぶこと。

こんにちは。
新潟の不動産売買専門店「にいがたの不動産」の中村です。
今日、怒りと悲しみが混じったニュースが飛び込んできました。
両親が他界した後、実家を解体して新築を建てようとした女性。1400万円を支払ったのに工事は始まらず、業者とも連絡が取れなくなった。雑草が生い茂る空き地だけが残っています。
他にも被害者が続出。少なくとも21人、約8300万円の被害が出ているといいます。
【住宅メーカーが工事放置】【費用持ち逃げされ連絡もなし】社長の行方わからず全員退職 元従業員が語る内情「工事完成の保証なくても契約取るように指示」専門家「犯罪としての立証難しい」
工事を放置し、行方不明に

兵庫県西宮市の住宅メーカーが、複数の依頼者から工事費を受け取りながら工事を放置。社長は行方不明になりました。
元従業員の証言によると、経営が傾いていても社長は「工事完成の保証がなくても際限なく契約を取ってこい」と指示していた。入金されたお金は工事業者への支払いに回されず、行方不明に。
詐欺として立証するのは難しいと弁護士は言います。「契約した時は工事するつもりだった」と言われると、犯罪立証のハードルが上がるからです。
不動産屋として、正直に言います。

このニュース、他人事じゃないです。
建築業界でも不動産業界でも、似たような話を聞いたことがあります。
このような被害に遭わないためには、契約前の「確認」が重要になってきます。
契約前に確認してほしい3つのこと

ひとつ目。支払いのタイミングと割合を確認してください。
一般的には着工前、着工中、完成後で3分の1ずつ。工事前の支払いが多い場合は要注意です。今回の被害者は完成前に1400万円を支払っていました。
ふたつ目。業者の評判を必ず調べてください。
ホームページの施工例が綺麗でも、業界内の評判は別物です。複数社の見積もりを取って、極端に安い業者には気をつけてください。
みっつ目。不動産と建築は表裏一体です。
土地を買って家を建てる時、不動産屋に相談してください。信頼できる建築業者を紹介できることもあります。逆に「この業者は怪しい」という情報を持っていることもある。
「終の棲家を建てようとしたら持ち逃げされた」
この言葉が、頭から離れません。
大切なお金を、大切な夢を、こんな形で奪われてはいけない。業者選びは慎重に。支払いは慎重に。
不動産が絡む話なら、まず相談してください。



